母が娘を車で轢く 暴力と依存の悪循環に陥った母と娘 「同じ下着を着るふたりの女」予告

2023年5月13日より劇場公開される、釜山映画祭で5冠に輝いた映画「同じ下着を着るふたりの女」の、予告編が公開された。

予告編では、母と娘のいがみ合いながらも愛を求める姿が描かれている。若くしてシングルマザーとなった母スギョンと、その娘イジョンが買い物に訪れたスーパーの駐車場で口論となり、母が娘を車で轢いてしまうというシーンもある。本編ではこの件がきっかけとなり、母を相手に娘が裁判を起こす事態へと発展。ただのケンカでは済まされない母娘の差し迫った状況となる。一方で予告編には、自身の人生の幸福を求める母の心情にも目を向けた場面もあり、本作が一方的に母を断罪する作品ではないことも描かれている。

「同じ下着を着るふたりの女」は、相手を完全に愛することも憎むこともできず、暴力と依存の悪循環に陥った中年シングルマザーの母と20代後半の娘の、痛切な親子関係を描いた作品。長編出演デビューとなるイム・ジホが娘イジョンを、「#生きている」「イカゲーム」などのヤン・マルボクが母のスギョンを演じている。

【作品情報】
同じ下着を着るふたりの女
2023年5月13日(土)よりシアター・イメージフォーラムほかにて公開
配給:Foggy

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