「トラス」パターの新モデルをツアーで発見 不動裕理も実戦投入

新たなトラスパターを発見(撮影/石井操)

◇国内女子◇KKT杯バンテリンレディスオープン 初日(14日)◇熊本空港CC(熊本県)◇6623yd(パー72)

熊本での国内女子ツアーの会場で、テーラーメイドが展開するパター「トラス」シリーズの新モデルがお披露目された。

ネオマレット型のフェース(撮影/石井操)

発表前のため発売時期をはじめ詳細は伏せられている。“トラス”の基盤となるネックの三角形部分には以前のモデルと異なり、黒いカーボンのような素材がはめ込まれていた。

ピン型にはこんな形のバックフェースも(撮影/石井操)

開幕前の練習日にテストをしている選手が多く見受けられ、通算50勝を誇る永久シード保持者の不動裕理も実戦投入した。

使うのはピンタイプ(撮影/和田慎太郎)

「すごい感じが良かったから使ったんですけど、自分のイメージと転がりが合った。大活躍でした」。ピンタイプを握ってティオフした初日は1番でピン右7mのロングパットを沈めると、「16番も6m前後を入れたバーディで、15番も同じくらいのを入れてパー。上出来ですね」。グリーン上を28パットで収め、3バーディ、4ボギーの「73」で1オーバー46位発進となった。

ネオマレット型(撮影/石井操)

そのほか国内メジャー1勝含むツアー2勝の永峰咲希は少し幅が広めのピン型を、同2勝の堀琴音はマレット型のモデルを使用していた。

女子ツアーの会場でお披露目された新たなトラスパター(撮影/石井操)

トラスの初代は2020年に発売。稲見萌寧らが使用して流行した。21年には「TP コレクション HYDRO BLAST」にも一部搭載された。昨年の「スパイダー GT」に続き、ことし発売の「スパイダー GTx BLACK トラス TM1」は3月アクサレディスで初優勝した山内日菜子が使用した。(熊本県菊陽町/石井操)

© 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン