中上貴晶「セクター3でタイムロス。リンスのデータを活かして、Q2に進出したい」/第3戦アメリカズGP初日

 4月14日、2023年MotoGP第3戦アメリカズGP MotoGPクラス初日のプラクティス1、2がアメリカのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は初日総合13番手に入った。

 今回の舞台でもあり、COTAの愛称で知られるサーキット・オブ・ジ・アメリカズは、アップダウンが激しく、多数の高速コーナーからなるサーキットだ。初日は雲間が多く、午前のP1では一時的に雨が降る難しいコンディションとなった。中上はセッション後半に自己ベストタイムを更新し、2分04秒139の9番手で終え、トップ10入りを果たした。

 午後のP2では気温、路面温度ともに上昇し、ほとんどのライダーがタイムを大幅に更新した。中上はセッション中盤までなかなかタイムを縮めることが出来ていなかったが、ラストアタックで2分03秒208をマーク。P1でのタイムから0.931秒タイムを短縮したが、13番手にとどまり、ダイレクトでの予選Q2進出とはならなかった。

 なお、チームメイトのアレックス・リンス(LCRホンダ・カストロール)はこのサーキットを得意としており、初日総合3番手に入っている。そのため、2日目に行われる予選とスプリントレースではリンスのデータを活かし、中上は予選Q2進出とスプリントレースでシングルフィニッシュを目指して戦っていく。

■LCRホンダ・イデミツ中上貴晶(P1:9番手/P2:13番手)
「午前中のP1はトップ10に入れたので、まずまずいいスタートが切れました。しかし、午後のP2がドライならタイムが上がることは間違いないので、自分もタイムを上げなくてはいけないと思っていました。実際、1秒近くタイムを短縮したのですが、予想していたより全体的にタイムが上がり13番手へとポジションを落としました」

「今日は、P1、P2ともにプッシュできたのですが、セクター3でタイムロスしているのが影響しました。今日はチームメートのリンスが自分より約1秒速いタイムをマークしているので、そのデータを確認して、コピーできる部分があればコピーして明日に挑みたいです。序盤の2戦、グリッドの悪さが決勝に影響しているので、明日は何としてもQ2に進出したいです」

中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第3戦アメリカズGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第3戦アメリカズGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第3戦アメリカズGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第3戦アメリカズGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第3戦アメリカズGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第3戦アメリカズGP

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