横浜市営地下鉄、廃車の「3000A形」の部品販売へ マスコンや銘板など30品 18日にオンラインで

速度を制御するマスターコントローラー(市交通局提供)

 横浜市交通局は18日、市営地下鉄ブルーラインで廃車となった「3000A形」の部品をオンラインで発売する。速度を制御する「マスターコントローラー(マスコン)」や車両正面にある「Yマーク」の銘板など、貴重な鉄道アイテムの購入機会を初めて設けた。売り切れ次第終了となる。

 3000A形は、1993年の新横浜─あざみ野間開業に合わせて8編成(1編成6両)が製造された。約30年にわたり「市民の足」として走り続けてきたが、新型車両への更新に伴って廃車が決まり、これまでに4編成が役割を終えた。

 販売するのは、マスコンやYマークのほか、行き先の表示装置、号車や形式が記載された銘板など約30品。同局などによると、最高価格はマスコンなどの11万円で、収益の使途は決まっていないという。

 ウェブサイト「鉄道部品株式会社」で18日午前10時に発売する。

© 株式会社神奈川新聞社