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2023年4月15日に公開された動画ではゲストに前東京都知事の舛添要一氏をお招きし、ウクライナ侵攻の歴史的背景や都知事選挙の戦い方について語っていただきました。
都知事選挙と他の選挙の違いとは?
【このトピックのポイント】
・ウクライナ侵攻はプーチンの中では合理的な判断だった
・都知事選挙は国政選挙と同じくらい重い
・地上戦をバカにすると選挙は勝てない
舛添氏のプロフィールは以下の通りです。
テレビに出演するにあたり、自分が研究してきたことを示したいと思ったのが国際政治学者という肩書きが誕生したきっかけとのこと。
国際政治学者を名乗る人が増えていることについては「同じように思われたくないな」と本音を語ってくださいました。
今回は以下の質問からいくつかピックアップして舛添氏に回答していただきました。
プーチンについて本を出す予定は?
2022年に「スターリンの正体:ヒトラーより残虐な男」を出版した舛添氏。執筆の際にプーチンに言及した部分が多くなり過ぎてしまい本書ではカットし、プーチンに焦点を当てた本を6月に出版するとのことです。
出版に至った経緯はもう1つあり、なぜプーチンがウクライナ侵攻を始めたかについて歴史的な観点からスポットライトを当てたいという思いを舛添氏は語りました。
1989年のベルリンの壁崩壊、1991年のソ連崩壊をプーチンはKGBとして目の当たりにしてきました。
舛添氏は、その状況について「日本に置き換えると本州しか残らず北海道や四国・九州・沖縄が独立してバラバラになるイメージ」と説明。プーチンが旧ソ連の国に抱いている感情やそこにアメリカ軍基地が置かれることの危機感について解説しました。
そして、NATOを東方拡大しない約束があったにもかかわらず、それが守られなかったためにプーチンの「堪忍袋の緒が切れた」というのが、今回のウクライナ侵攻だと舛添氏は語ります。
ロシアがウクライナ侵攻に踏み切ったとき、国際政治的にその判断は考えられないものとされていました。しかし、プーチンの個人的な考え方のなかではきわめて合理的な判断だったといえます。
MC鈴木邦和「個人にもっと焦点を当ててみないと結局見誤ってしまったわけですよね」
舛添氏「歴史を学ばない国民は滅びると言われている。ぜひ歴史を学んでほしいと思います」
都知事選挙って他の選挙よりも大変?
都知事選挙に2回立候補している舛添氏。他の選挙との違いについて聞かれると、都知事の権力の大きさに言及しました。
舛添氏はモスクワ市長が元官房長官でプーチンの側近であることを例に挙げ「首都のトップは国際的に見ても重い。(都知事選挙は)ほぼ国政選挙並み」とコメントしました。
そんな都知事選挙の戦い方について、舛添氏は「誰でも良く知っている人じゃないとまず通らない」とする一方で、自らの足で選挙区をまわって有権者に直接訴える地上戦も非常に重要だと語ります。
街頭演説の折にはできるかぎり選挙カーから降りて有権者と握手することに努め、それで票がどれくらい増えたかもわかったと語る舛添氏。「落ちる選挙と受かる選挙はその時の熱気で全然違う」と当時を振り返りました。
また、街頭演説で足を止めた人をいかに納得させるかも非常に重要で「そういうことの積み重ねが200万票になる」とコメント。「地上戦をバカにした人は勝てない」と力強く言い切りました。
MC鈴木「街に出てしゃべったときの反応で空中戦のメッセージを変えていくんですか?」
舛添氏「変えますね!」
一見小さなことでもおろそかにせず、丁寧に積み上げるスタンスが選挙を勝ち抜くためには必要なのかもしれません。
動画本編はこちら!
都知事選挙は地上戦をおろそかにするなかれ!舛添氏の選挙戦とは?
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