茨城・3町村長選 五霞、美浦 一騎打ちへ 茨城町 無投票か 18日告示

小林宣夫氏、知久清志氏、板橋英治氏、中島栄氏、葉梨徹氏(左から)

23日投開票の統一地方選後半戦のうち、茨城県内では茨城、五霞、美浦の3町村長選が18日、告示される。五霞は新人同士の一騎打ち、美浦は現新の一騎打ちとなる見込み。茨城町は4回連続無投票の公算が高い。併せて五霞、利根、美浦の3町村議選と、茨城町議補選(欠員1)も告示され、選挙戦となる見通し。

■茨城町

茨城町長選は、5選を目指す無所属で現職の小林宣夫氏(75)が立候補を予定している。ほかに動きは見られず、4回連続の無投票となる可能性が高い。

小林氏は人口減少対策を前面に、文化的施設や「水鳥・湿地センター」の整備などを掲げる。

■五霞町

五霞町長選は、ともに無所属新人で、元埼玉県部長の知久清志氏(63)=自民推薦=と、元町議の板橋英治氏(45)が出馬を予定し、新人同士の一騎打ちとなる公算が大きい。

知久氏は現町長の後継として、子育て支援や福祉の充実、産業振興を掲げる。

板橋氏は町議の実績を強調し、商業施設の誘致、子育て支援などを訴える。

■美浦村

美浦村長選は、5選を目指す無所属で現職の中島栄氏(75)と、無所属新人で元村職員の葉梨徹氏(52)が立候補を予定し、12年ぶりの選挙戦となる見込み。

中島氏は3小学校の統合をはじめ、教育環境の整備など村政継続を訴える。

葉梨氏は財政の健全化や子育て支援の充実、村の魅力の発信強化を掲げる。

■3町村議選・補選

五霞町議選(定数10)は現職9人、新人2人の計11人が立候補する見通し。

利根町議選(定数11)は現職9人、元職1人、新人3人の計13人が立候補する見込み。

美浦村議選(定数12)は現職11人、元職1人、新人1人の計13人が立候補する見通し。

併せて茨城町議補選(欠員1)もあり、元職1人と新人2人の計3人が立候補を予定している。

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