浦和パルコでフェア、ベーグルなど販売 5月1日“さいたま市民の日”へ魅力満載 22、23日は大宮駅前で開催

岩槻人形のワークショップで、小まりのストラップ作りを体験する親子(左)=15日午前、さいたま市浦和区の浦和パルコ

 5月1日のさいたま市民の日を前に、同フェアが15日、埼玉県さいたま市浦和区の浦和パルコ1階で開かれた。さいたまの魅力を体験してもらおうと、市の伝統産業「岩槻人形」と「大宮盆栽」のワークショップや展示、市推奨土産品の販売などが行われた。16日も午前10時~午後7時まで開催する。

 岩槻人形のワークショップでは、参加者が職人から木目込み技術の指導を受けながら、道具を使って、小まりのストラップ作りを体験した。市立原山小学校3年の安楽芽衣子さん(8)は、好きな緑色とピンク色を選び、かわいく完成させた。「難しかったけど、楽しくて、またやりたいと思った。スイミングバッグに付けたい」と話していた。

 会場では、さいたま推奨土産品のプリンのセットやウインナー、飲料水、和紅茶のほか、食品ロス削減をPRするため、規格外野菜を使用したベーグルなどが販売された。今秋開催予定のさいたま国際芸術祭のPRも行われた。

 市の担当者は「大宮の盆栽や岩槻の人形、おいしい食などを集めているので、新しいさいたまを発見してほしい」と来場を呼びかけている。

 市民の日フェアは22、23日午前11時~午後7時まで、大宮駅東口のまるまるひがしにほんでも開催される。

 さいたま市は2001年5月1日に誕生し、毎年5月1日を「さいたま市民の日」と制定した。市立学校の休業や一部の公共施設の使用料などが無料となる。

 浦和パルコ前の浦和駅東口駅前市民広場では、「さくら草まつり」が開かれた。さくら草の展示、販売、栽培相談コーナーなどが設置されている。16日は午前9時~午後4時まで開かれる。

大宮盆栽のコーナーでは、季節に合わせた盆栽の展示、販売が行われた

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