ひげで激変!丸山穂高氏が久々公の場 区議選候補の応援演説 国政再挑戦は「タイミングを見て判断」

政治家女子48党(旧NHK党)副党首で、前衆院議員の丸山穂高氏(39)が16日、都内で立花孝志氏(55)とともに、東京都中央区議選(23日投開票)に政治団体・NHK党から立候補した豊田りか氏(26)の応援演説に駆けつけた。

丸山氏は2021年10月まで衆院議員を3期務めた後、海外を視察中。欧州などを回り、15日にタイから帰国した。22年9月27日に行われた安倍晋三元首相の国葬に出席したが、公の場に姿を見せるのは21年の衆院選で応援演説をして以来だという。ひげを生やし、以前のイメージとは激変していた。

豊田氏は元テレビ制作会社のAD。NHKの受信料問題をきっかけに子育て問題、女性の貧困問題を訴えた。丸山氏は「英国でも受信料が高すぎるという話が出ている。ネットでどんどん見れますよね。何で電波を使ってやらなきゃいけないんですかっていう議論は欧州で出ている」と、公共放送のあり方について疑問を投げかける。続けて「4月から受信料を払いたくない人の罰金が倍になる。おかしくないですか。中央区で声を聞くのは豊田さん。若い世代の代表として、チャンスをいただきたい」と声を張り上げた。

丸山氏は、この日告示された統一地方選で政治家女子48党、政治団体NHK党の候補者を支援する。「地方選ではNHKの問題を訴えていく。このままでいいのかという話はありますし、ネットが見られる時代に、最終的にマスコミの利権は無くなっていくと思う。NHK党が先駆けてやっているので、言っていくのが大事だと思う」とした。

海外から日本を見て、思うところはたくさんあるようで「安全保障とか、今だと社会保障ですね。年金の負担の話だとか。(衆参)補選だとそういう話をするんですけど…」と課題を次々と挙げる。同党のガーシー前参院議員の除名については「声なき声を拾っていくというのが参議院のはずなのに、大多数で少数者を除名して追い出していく。ゆゆしき事態で、議会の崩壊につながりかねない」と指摘した。

国政への再挑戦については「日本のお役に立ちたいという思いはあるが、いかんせんタイミングというものはある。もうちょっと自分のインプットをしたい。今までずっと国内にいたので、いろんな国に行って政治家や地域の方の話を聞いてから日本を見るって本当に大事だと思う。それをもう少しやりたい。自分が出るかどうかのタイミングは、本当に大きな流れとか、皆さんの声とか。そういう形で最終的に判断していきたい」と語った。

「税金アジャース」などの名フレーズで、さまざまな問題を提起してきた丸山氏。以前のように、ツイッターなどのSNSで積極的で発信していくとした。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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