どうも、好きなお菓子ランキング第一位はロアンヌのカノカン⁺です。「欲しいチェアランキング」等では必ずと言って良いほど上位にランクインする大人気チェア2種、『カーミットチェア』とヘリノックス『チェアワン』。「人気のチェアをGETしたい!」と思いつつどちらにするか決めかねている方のために、この2つのチェアを徹底比較してみました。
大人気チェア「カーミットチェア」と「チェアワン」ってどんな椅子?
まず初めに両ブランドのチェアがどんなアイテムなのか簡単にご説明したいと思います。
アメリカ生まれの大人気チェア『カーミットチェア』
1984年にオートバイライダーの「カーミット」という方によって設計された、アメリカ生まれの『KERMIT CHAIR(カーミットチェア)』は、一点ずづハンドメイドで製造されていてる人気の折り畳み式チェアです。
もともとはバイカーがツーリング先で使用するために作られたのが始まりなので、コンパクトに収納できるように工夫されています。
高級木材であるオークやウォールナットなど天然の木材を使用しているため、アウトドアだけでなくインテリアとしても人気が高いチェアなんです。
なお、今回比較させていただくのはカーミットチェアワイドですので、通常サイズより幅6cm広く、重量が約0.2kg重くなります。
軽量×コンパクトチェアのパイオニア ・Helinox( ヘリノックス )の『チェアワン』
Helinox( ヘリノックス )は、耐久性が高く、軽量、コンパクトに収納できる製品をデザインしていて、どこへでも手軽に持ち運びできるため、キャンパーに大人気のブランドです。
ヘリノックスチェアは種類豊富に展開されていますが、今回ご紹介する『チェアワン』は同ブランドの中でも代表されるタイプになります。
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カーミットチェアとチェアワンのディテールとスペック比較
ここからは両チェアのディテールを見ながらスペックを比較してみたいと思います。
両チェアを並べると、組立後のサイズはほとんど変わりません。しかし、フレーム構造が全く異なるため、見た目の印象や形は全く別物になります。
フレーム素材も、チェアワンは超軽量な合金製ポールに対し、カーミットチェアはオシャレな天然木を採用。
耐荷重はカーミットチェアが150kg、チェアワンが145kgです。
共に十分な重さに耐えることができますが、カーミットチェアの方が四本脚の面積が広いので安定感がありそうです。
シートはカーミットチェアが1000デニールナイロン、チェアワンがポリエステル製でいずれも耐久性は抜群ですが、火には弱いので焚火の際は注意が必要になります。
カーミットチェアのシートは厚手でしっかりとした印象なのに対し、チェアワンのシートはメッシュ部分が多く、通気性が良くなっています。
また、カーミットチェアはフレームとシートが一体型なのに対し、チェアワンはシートとフレームを完全に切り離すことができるため、汚れを落とす作業などは楽ですね。
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座面高は、チェアワンの方が5cm高いはずですが、正面から見ると同じ高さに見えます。
しかし横から見比べると、チェアワンの座面は平行なのに対し、カーミットチェアの座面は後面にかけて下がっているのが分かります。
この辺りは座り心地にも影響がありそうですね。
背もたれの角度はほぼ同じ。
背もたれの長さはチェアワンの方が長く見えますが、カーミットチェアは座面の傾斜分低くなっているだけで、実際の長さはほとんど変わりません。
気になる価格ですが、チェアワンが約15,000円、カーミットチェアが約60,000円と、カーミットチェアの方が約4倍高い価格設定になっています。
※2023年4月現在の参考価格
量産できるチェアワンに対し、カーミットチェアは一点づつハンドメイドで作られている点や、高級天然木を採用している点などが、価格が上がってしまう理由でしょうか。
結論:サイズは変わらないが構造や価格帯が全く異なるチェア
組立後のサイズや耐荷重はほとんど違いはありませんので、一人がけの人気チェアが欲しければどちらをチョイスしても良さそう。
一方、フレーム構造は全く異なり、カーミットチェアの方がより通常の椅子に近い形で安定感があります。また、見た目のオシャレ度もフレームに天然木を多く使用しているカーミットチェアに軍配が上がりそうです。
しかし、重量や価格はチェアワンの方が大きく下回る結果となり、コスパの良さや運びやすさはチェアワンに軍配が上がります。
カーミットチェアとチェアワンの座り心地を比較
ここからは、両チェアの座り心地を比較してみたいと思います。
カーミットチェアのシートは厚手のナイロン製で少し硬めな印象ですが、四本脚で広い面積をしっかりと支えているため安定感があります。
アームレストがあるので肘の置き場には困らず、座面後ろが下がっているためリラックスして座ることができますが、立ち上がる時の腰への負担は大きくなります。
一方チェアワンは、お尻から背中に掛けて包み込まれるような感覚でハンモックチェアに近く、身体の収まりが良いです。
カーミットチェアと比べると安定感は劣り、少しグラグラする印象はありますが、不満になる程ではありません。
試しに小さい子どもに座らせてみると、カーミットチェアは安定感があるため、地面に足が付かなくても安定して座ることができました。
チェアワンの方は、地面に足が付かないとグラついてしまい座るのはちょっと難しそう。また、体重が軽いと立ち上がる時に前に倒れそうになるので注意が必要です。
結論:座り心地は好みによりけり?
座り心地は明確な違いがありました。それぞれ特徴があるので好みにより意見は分かれそうですが、どちらも座り心地は良く、リラックスして座ることができます。
小さな子供でも安心して座れるほど安定感があり、しっかりとした座り心地が好みであればカーミットチェア。多少のグラつきはあるものの、ハンモックチェアの様に包まれている感覚が好みであればチェアワンを選択すると良いと思います。
カーミットチェアとチェアワンの組立時間を比較
ここからは両チェアの組立時間を実際に測定して比較してみたいと思います。測定は筆者がいつも通りに組み立てた場合のタイムになります。
初めにカーミットチェアを測定したいと思います。
内容物はシート付フレーム1点と骨組み4点になります。
今回は組み立ての方法は割愛しますが、慣れてしまえば難しい作業はありません。
結果は約1分2秒です。
続いてチェアワンを測定したいと思います。
内容物はシートとフレームの2点になります。
フレームを組み立てて、シートを取り付けるだけなので簡単に組み立てられます。
結果は約40秒です。
結論:組み立て時間はヘリノックスがやや有利
チェアワンの方が約20秒程早く組み立てることができました。
さらにチェアワンは、シンプルで感覚的に組み立てられる印象があり、カーミットチェアの方が作業工程が多く、少しだけ時間が掛かってしまいます。
ただ筆者の体感としては、「慣れてしまえばどちらもほぼ変わらない」でした。
ちなみに、6歳息子君は両チェアとも組み立てられず悔しそうです。
両チェア共に少しだけ力を使わなければ組み立てられない工程があるため、小さい子
供には難しいようですね。
カーミットチェアとチェアワンの持ち運び易さを比較
最後は両チェアの持ち運び易さを比較したいと思います。
収納サイズはチェアワンの方が20cm程コンパクトで持ち運び易くいと思います。
両チェア共に持ち手が付いていて片手で持ち運ぶことも可能ですが、収納サイズが大きいカーミットチェアは、肩掛けして持ち運ぶこともできます。
重量はカーミットチェアが2.6kgあるのに対し、チェアワンは890gと軽量。カーミットチェアの半分以下なので、収納時の大きさ・重さ共に、手軽に持ち運べるのはチェアワンの方でしょう。
ただし、カーミットチェアは組立後にパイプ椅子の様に折りたたむことができ、このまま持ち運んだり収納することができるため、チェアワンとは違った使い勝手の良さがあると思います。
結論:持ち運びのしやすさはチェアワンに軍配! 使い方次第ではカーミットチェアも便利かも
持ち運びが便利なのはやはり、軽量でコンパクトに収納できるチェアワン。
しかし、カーミットチェアの様に組み立て後の収納はできないため、使い方次第ではカーミットチェアの方が便利に感じる時もあるかもしれません。
「比較まとめ」あなたはどちらのチェアがお好みですか?
あなたはどちらのチェアがお好みでしたか?
どちらも一長一短あると思いますが、どんな風に使いたいかイメージしてみて、よりフィットした方を選ぶのが良いでしょう!
最後に、筆者なりに両チェアの特徴をまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみて下さい。
高級天然木のフレームを使用していてオシャレ度は高く、インテリアとしても使用できるのがカーミットチェアです。
座り心地も良く、オプションパーツも豊富にあるため、長く愛用できるチェアだと思います。
チェアワンと比べると持ち運び時にはややかさ張るものの、組み立て後に折りたたむことができるため使い勝手は良いです。一番のネックは価格ですが、それ以外のデメリットはあまり感じませんでした。
長く大切に使うことを考えて投資してみるのも良いかもしれませんね。
数あるキャンプチェアの中で、トップクラスに軽量でコンパクトなのがチェアワンです。
シートは吊り下げ式で、多少のグラつきはあるものの、ハンモックチェアのような座り心地でリラックスできます。
構造もシンプルで分かりやすく、組み立ても楽にできます。
いくつかのデメリットを補うようにオプションパーツも豊富にあるので、こちらも末永く長く愛用できるチェアだと思いますよ♪