バックナインで失速も「後悔のない1週間」 申ジエは2位

申ジエは悔しい逆転負けとなった(撮影/和田慎太郎)

◇国内女子◇KKT杯バンテリンレディスオープン 最終日(16日)◇熊本空港CC(熊本県)◇6623yd(パー72)

後続に1打差をつけた8アンダー首位から出た申ジエ(韓国)は2バーディ、2ボギー1ダブルボギー「74」で回り、優勝スコアに1打足りない6アンダー2位で幕を下ろした。

2番で3パットのボギーを喫したが、5番で5mを沈めてバーディを奪取。6番はピン奥4mのパーパットを入れるプレーで流れを切らさず、8番(パー3)ではピン奥1.5mを入れてバーディと、優勝した岩井明愛とは3打に差を広げて折り返した。

最終18番、ピンそばにつけられず悔しがった(撮影/和田慎太郎)

戦況が変わったのは11番のパー5。ティショットで右サイドにあるフェアウェイバンカーに入れると、22度のUTでの2打目はあごに当たって数十yd前にしか出せず。7Iでの3打目はグリーン奥にまで飛ばし、そこからパターでグリーンに乗せての5オン2パットのダブルボギーをたたいた。

「勝敗が決まったわけではない」と気持ちを切り替えながらプレーをするも、13番(パー3)でもボギーにしてスコアを落とした。

最終日は首位からのスタートだった(撮影/和田慎太郎)

「勝敗を気にせずに、したいように一生懸命しました。負けはしたけど、今後のことを考えながら頑張ることが出来たし、ギャラリーの応援を受けた。後悔のない1週間でした」と振り返った。

優勝した岩井には「きのう、きょうと天気が良くなくて、我慢するのは最も難しいのに我慢をしっかりしていた」と称えた。(熊本県菊陽町/石井操)

17番は2打目がバンカーからバンカーと苦戦しながらもパーセーブ(撮影/和田慎太郎)

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