
小田急電鉄(東京都)や小田急箱根ホールディングス(小田原市)、三井住友カード(東京都)など7社は、箱根ロープウェイと箱根海賊船にタッチ決済を導入する。箱根を訪れる観光客の利便性向上を図るのが狙い。小田急電鉄によるとロープウエーでの導入は全国初といい、今夏からの運用開始を目指す。
富士山が見える箱根エリアは訪日外国人客の人気も高く、タッチ決済対応型の各種カードやスマートフォンでタッチするだけで乗り降りが可能になるメリットは大きい。
導入される専用端末は、タッチ決済に加え、QRコードを活用した電子チケット(QRチケット)の読み取り機能を一体化。同社のアプリ「EMot(エモット)」やウェブサイト「EMotオンラインチケット」などで販売している「デジタル箱根フリーパス」など、各種QRチケットのコードを読み取るため、観光客はよりスムーズに動けるようになる。
QRチケット読み取り端末については箱根登山電車や箱根ケーブルカーの一部駅にも導入予定。
7社は他にジェーシービー(東京都)、小田原機器(小田原市)、QUADRAC(東京都)、オムロンソーシアルソリューションズ(同)。