アーセナル、2点先行しながら追いつかれ無念の2試合連続ドロー|プレミアリーグ

前節に続き2点リードから追いつかれ手痛いドローに終わったアーセナル ©Getty Images

4月16日、プレミアリーグ第31節ウェストハム vs アーセナルの試合がロンドン・スタジアムで行われた。

立ち上がりからアウェイのアーセナルがボール保持率を高めてゲームをコントロールすると、7分にはトーマス・パーティから右サイドのブカヨ・サカへの展開で攻撃がスタート。ゴール前での細かいパスワークで相手を揺さぶり、右サイドに抜け出してスルーパスを受けたベン・ホワイトのグラウンダーのクロスをガブリエウ・ジェズスが左足で流し込み、早々にアーセナルが先制する。

さらに10分、自陣でのパス回しから一気にテンポアップし、左サイドのマルティネッリへ。右足アウトサイドのクロスは跳ね返されたが、ティアニーが拾って再びマルティネッリに渡すと、ファーサイドへのクロスに走り込んだマルティン・ウーデゴーアが左足インサイドで合わせて追加点を奪う。

一方のウェストハムはマイケル・アントニオの突破力を頼りに相手ゴール前に迫るシーンをつくると、31分には高い位置でボールを奪ったデクラン・ライスがペナルティーエリア内に運び、並走するルーカス・パケタに展開。ガブリエウに倒されてPKを獲得する。サイード・ベンラーマが冷静にキックを沈め、33分に1点を返す。

ここから完全にウェストハムのペースになり、アーセナルはGKアーロン・ラムズデールを中心にゴールを死守。1点差で後半へと突入する。

後半、最初にビッグチャンスを迎えたのはアーセナルだった。50分、CKから混戦となり、マルティネッリがペナルティーエリア内でシュートを放つと、ボールがアントニオの手に当たってPKを獲得する。サカがキッカーを務めるが、キックはゴール左へと外れてしまう。

すると54分、ウェストハムは得意のロングスローからチャンスメーク。一度は相手に跳ね返されたが、セカンドボールをゴール前に放り込むと、オフサイドライン手前から抜け出したジャロッド・ボーウェンが左足で蹴り込み、2-2の同点に追いつく。

ここからはオープンな展開となり両チームが攻撃を仕掛けるが、互いに決定機を作ることはできない。アディショナルタイムには両者ともにゴール前に迫る場面を作ったがスコアは動かず、2-2の痛み分けに終わった。

アーセナルは2試合連続ドローで勝ち点を74までしか伸ばせず、消化試合が1つ少なく、直接対決も残っている2位マンチェスター・シティとのポイント差は4に縮まった。ウェストハムは勝ち点31としている。

次節、ウェストハムはアウェイでボーンマスと、アーセナルはホームで最下位サウサンプトンと対戦する。

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