前東京都知事・舛添要一氏は統一地方選挙前半戦をどう見る?都知事の権力ってすごいの?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2023年4月16日に公開された動画ではゲストに前東京都知事の舛添要一氏をお招きし、統一地方選挙の注目ポイントや東京都知事の権力について語っていただきました。

舛添氏が維新躍進に思うこととは?

【このトピックのポイント】
・今回の統一地方選挙前半戦で一番反省しないといけないのは野党
・東京都は1つの国家
・東京都議会はとんでもないところ

舛添氏のプロフィールは以下の通りです。

テレビに出演するにあたり、自分が研究してきたことを示したいと思ったのが国際政治学者という肩書きが誕生したきっかけとのこと。

国際政治学者を名乗る人が増えていることについては「同じように思われたくないな」と本音を語ってくださいました。

今回は以下の質問からいくつかピックアップして舛添氏に回答していただきました。

統一地方選挙の結果についてひとこと!

統一地方選挙について「維新がどこまで伸びるか」というポイントに注目していたという舛添氏。

大阪府知事選挙・大阪市長選挙では大阪維新が圧勝し、奈良県知事選挙も大阪府以外で初めて維新の公認知事が誕生しました。また、大阪市議会では大阪維新が目標としていた過半数の議席を確保。他の地方議会でも複数の議席を獲得し、全国政党化を進めました。

大阪維新と日本維新の会の躍進について、舛添氏は「他の野党もっとしっかりしろよということなんですよ」とコメント。

与野党対決の構図になった北海道知事選挙・大分県知事選挙ではどちらも自民党推薦の候補が当選したことを挙げ「ここまで野党が弱いというのはよくない」「政権交代できるくらいの力を持つにはまとまる(ことが重要)」とコメントしました。

舛添氏「今回の統一地方選挙の前半分について一番反省しないといけないのは野党」

MC鈴木邦和が10年後の政党バランスの状況について問うと、舛添氏は「国際社会の状況が影響する」とコメントしました。

現在、ウクライナ侵攻や北朝鮮のミサイル、台湾有事といった問題から防衛力強化に賛成する声が高まっています。そうなるとリベラルや左派の勢いは弱まり、今後さらに維新の勢いが拡大すれば「保守二大政党制的なことはあり得る」と舛添氏。

一方で、新型コロナウイルス感染症の問題やウクライナ侵攻が終わったあと、新たに経済に対する不満が噴出してきたときに「自民・公明・維新が出している路線とは違う経済政策をきちんと出せるかどうか。そうすると(リベラルの状況が)変わる可能性は十分ある」とコメントしました。

都知事って権力すごいの?

東京都の予算は一般会計で約7兆円、特別会計を含めると13兆円にのぼります。その予算規模について、舛添氏は「1つの国」と表現しました。東京都知事については国政に対する発言の影響力をとっても他の知事とは一線を画すとのことです。

国政と都政の違いについて問われると、舛添氏は議院内閣制と大統領制の違いを挙げ、都政においては知事と議会の勢力が異なるケースがあり得ると指摘。そのことが政策を実行するにあたってハードルになる可能性に言及しました。

また、舛添氏が知事だった時は議会が自民公明が多数派だったにもかかわらず、意見が合わないこともあったとのこと。「都知事の時代よりも厚労大臣の時代の方が権力の行使はすんなりいったという感じ」とコメントしました。

舛添氏「同じ仲間でも話がつかないのが都議会。とんでもないところに来たなっていう感じがしましたね」

動画本編はこちら!

東京都知事の権力ってどうすごい?大臣と知事の両方を経験した舛添氏の言葉とは?

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