ヒツジの赤ちゃん2匹 「かな」「むさし」と命名 宇都宮動物園

命名された「むさし」(左)と「かな」

 【宇都宮】上金井町の宇都宮動物園で15日、2月下旬に生まれた2匹のヒツジの赤ちゃんの命名式が行われ、雄は「むさし」、雌は「かな」と名付けられた。

 命名権は、キリン舎(寝小屋)増築のため2~3月に実施した目標金額1500万円のクラウドファンディングで返礼として設定されていた。10万円2口の寄付をした女性が権利を得て、名付け親となった。

 同園によると、女性は以前飼っていた愛犬にちなんで2匹を命名。また、遠方に住んでいるため、命名式に出席しなかったという。

 この日はあいにくの雨となったが、2匹の赤ちゃんヒツジは元気に登場した。担当飼育員の篠崎亜衣(しのざきあい)さん(28)は「すてきな名前を付けてもらってありがたい。2匹とも名前で呼ぶと反応するので、気に入っているようです」と笑顔で話した。2匹は園内のヒツジ舎で見ることができる。

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