「弾き、音、打感がいい」溝の浅いパター 蝉川泰果のプロ初Vギア

プロ初優勝に右手をグッと握りしめた(撮影/中野義昌)

◇国内男子◇関西オープン 最終日(16日)◇泉ヶ丘カントリークラブ(大阪)◇7051yd(パー71)

蝉川泰果が昨年11月のプロ転向から海外5戦を含むレギュラーツアー11戦目でプロ初優勝を飾った。単独首位から出た最終日に4アンダー「67」で通算17アンダーまで伸ばし、4打差をつけて逃げ切った。アマチュア時代の2勝を含めて通算3勝となった。

勝因のひとつは起伏の複雑なグリーンを制したパッティングだ。クラブ契約を結ぶピンの「PLDミルドアンサー プロトタイプ」は、フェース面のミーリング(溝)が異なる2本を用意して溝の浅いタイプを使用した。「弾きが良くて、打感もいい。音も好きです。溝が深い方は当分使わないと思います」と話した。

ドライバーは、アマ時代から曲がりにくさに信頼を置くピンの「G430 LST」。振り抜きの良さからシャフトはやや短めの44.75インチを装着し、持ち前の攻撃的なプレースタイルを貫いた。

<最終日のクラブセッティング>
ドライバー:ピン G430 LST(9度)
シャフト:三菱ケミカル TENSEI プロ オレンジ 1K(長さ44.75インチ、重さ60g台、硬さTX)
フェアウェイウッド:テーラーメイド ステルス2(3番15度)
アイアン:ピン i525(3番18度)、ピン ブループリント(4番~9番、W)、ピン i230(U)
ウェッジ:ピン GLIDE 4.0(56度、60度)
パター:ピン PLD ミルド アンサー プロトタイプ
ボール:ダンロップ スリクソン Z-STAR ダイヤモンド

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