28年ぶりの“里帰り” 広島大法学部 広島市移転の狙い

広島大学の法学部が28年ぶりに広島市内へ戻ってきました。司法試験の合格率が全国平均を大きく下回るなか、その狙いとは。

1995年東広島市へ全面移転した広島大学。法学部も広島市内のキャンパスから移転されました。それから28年…

16日、中区の東千田キャンパスでは法学部移転の式典が開かれました。東広島への移転から28年を経ての都心回帰です。

学生「(通学に)1時間かからずに行けるようになったのですごい楽です」「裁判の傍聴が身近になってとてもいい」

広島大学は去年、司法試験の合格率が22.7%で全国の大学の平均(45.5%)を大きく下回りました。

学部を中心部に戻すことで東千田キャンパスにある法科大学院との連携を強化するなど巻き返しをはかる考えです。

広島大学 越智 光夫学長「一体となった教育によって法学部から法科大学院に進む学生が増えることが重要だ」

創業90年を超える近くの店舗では新たな学生のにぎわいに期待を高めています。

天光堂 田川 敦通社長「地元の商店街として大歓迎ですね」

28年ぶりとなった学び舎の里帰り。どのような効果が生まれるのでしょうか。

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