静岡県熱海市の土石流災害を機に創設された県の盛土対策課が2年目を迎え、4月17日、森副知事が職員に「部局を越えるものであっても決着まで考える癖をつけてほしい」と訓示しました。
17日、県庁では土木事務所などの県の出先機関で盛土対策課の業務を兼務する職員たちが研修を受けました。
熱海土石流を機に発足した盛土対策課は2年目を迎え、約270人で盛り土の監視体制を強化します。
<静岡県 森貴志副知事>
「解決方法を最後まで考える。自分の部局を越えるものであっても決着までものを考え、どう解決したらいいのか、そういう癖をつけていただきたいと思います」
盛土対策課では警察と連携して、これまでに静岡市や沼津市など7件の違法盛り土を摘発につなげています。県は約200か所としてきた危険な盛り土を現在精査し直していて、正確な数や住所などを4月中にも公表予定です。