ツインズがパブロ・ロペスと契約延長間近 4年7350万ドルとの報道

日本時間4月17日、USAトゥデイのボブ・ナイチンゲール記者が関係者から得た情報によると、ツインズは今季新加入の27歳右腕パブロ・ロペスとの契約延長が合意間近となっているようだ。来季2024年から2027年シーズンまでをカバーする4年契約で、総額は7350万ドルとなる模様。ロペスは今季終了後にFAを迎える予定だったが、ツインズはアービン・サンタナの4年5500万ドルを超えるチームの投手史上最高額となる契約で、開幕投手も務めたエースの流出を避けることに成功しそうだ。

ロペスは今年1月にルイス・アライズ+若手有望株2人とのトレードでマーリンズから加入。今季4試合に先発して1勝1敗、防御率1.73の好成績を残しており、奪三振33は4月17日終了時点でメジャートップに立っている。2021年までは負傷などで力を発揮しきれないシーズンが続いていたが、昨年180イニングを投げて初の規定到達、二桁勝利を達成し、防御率3.75の数字を残すと、今季は平均球速を上昇させるなどさらなる成長を見せている。

ツインズは今季終了後に前田健太、ソニー・グレイ、タイラー・マーリーと経験豊富な3人の先発投手がFAを迎える予定となっており、有望な若手投手こそ多く抱えているものの、大黒柱のロペスまで流出となれば大きな痛手となることは必至の状況だった。チームはカルロス・コレア、バイロン・バクストンと打線の中心となるプレイヤー2人とすでに2028年までの契約が決まっており、若手右腕のジョー・ライアンも2027年まで保有権を持つ。ロペスの契約延長で、現在10勝6敗で地区首位に立っている好調のツインズがさらに勝負姿勢を加速させることとなりそうだ。

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