エンゼルスがフレッチャーをアウトライト ロースター40人枠から外す

日本時間4月18日、MLB公式サイトのエンゼルス担当ライターを務めるレット・ボリンジャー記者によると、エンゼルスは内野手のデービッド・フレッチャーをアウトライトし、ロースターの40人枠から外した模様。すでにMLB公式サイトのトランザクションにも記載されている。ロースターの40人枠から外される選手はウエーバー公示され他球団も獲得可能となるが、5年契約の途中であるフレッチャーを現在の契約のまま引き受ける球団は現れなかった模様で、エンゼルスのマイナーAAA級に残留し、再昇格を目指すことが明らかになっている。

フレッチャーは現在5年総額2600万ドル契約の3年目で、日本時間4月16日に若手有望株のザック・ネトと入れ替わる形でオプションでのマイナー降格が発表されていた。フレッチャーはメジャー出場登録期間(サービスタイム)が3年を超えているためアウトライトを拒否してFAになることも可能だった一方で、FAを選択してもエンゼルスに現在の契約の支払義務が生じる「サービスタイム5年以上」の条件を満たしていなかったため、同条件を満たす前にエンゼルス側が動いた形となった。

フレッチャーは今季打率.125、OPS.250と打撃低調。エンゼルスは今季ジオ・ウルシェラ、ブランドン・ドルーリーなど二遊間を守れる選手を獲得しており、打力に劣るフレッチャーは出場機会を大きく減らしていた。エンゼルスは守備に定評があり、貴重な二遊間の人材であるフレッチャーを放出するリスクを取っても枠を空けることを選択しており、その枠に新たに登録される選手が誰になるのかも注目される。

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