カブスがアスレチックスに大勝 鈴木は勝ち越し打含む3安打

【カブス10-1アスレチックス】@オークランド・コロシアム

カブスは1対1の同点で迎えた3回表に鈴木誠也のタイムリーで勝ち越しに成功すると、4回表には四球を挟んで6連打で4点を奪う攻撃で主導権を握る。先発のヘイデン・ウェスネスキーが7回90球を投げて被安打5、与四球0、奪三振7、失点1の好投。投打が噛み合い10対1でアスレチックスを下し、敵地での3連戦初戦を制した。ウェスネスキーは1勝目(0敗)をマークし、アスレチックス先発のカイル・マラーに1敗目(0勝)が記録されている。

1回裏に連打などで先制を許したカブスだったが、打撃陣がすぐに取り返す。2回表にパトリック・ウィズダムの7号ソロで同点とすると、3回表には二死1・3塁から鈴木が勝ち越しタイムリー。さらに4回表にはコディ・ベリンジャーの二塁打を皮切りに四球を挟んで鈴木まで6連打の猛攻を見せた。援護をもらったウェスネスキーは3回から6回まで一人の走者も許さない快投を見せると、打線も8回表に犠牲フライとウィズダムの8号3ランで4点を奪うなど、カブスが投打にアスレチックスを寄せ付けず完勝を収めた。

カブスは20安打10得点の猛攻。2本塁打を放ったウィズダムの他にも、ベリンジャーがキャリアハイの1試合5安打を記録し、スタメン9人中7人がマルチヒットをマークするなど終始勢いが止まらなかった。「4番・右翼」でスタメン出場した鈴木も活発だった打線の流れに乗り、空振り三振、レフト前タイムリー、レフト前ヒット、見逃し三振、ライト前ヒットで5打数3安打の猛打賞。左右に打ち分けて、ノーヒットに終わった前日の雪辱となった。これで今季の成績は打率.278、1本塁打、2打点、OPS.760と状態を上げている。

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