2戦連続で転倒リタイアのバニャイア「説明がつかず、受け入れがたい」/第3戦アメリカズGP決勝

 4月16日、2023年MotoGP第3戦アメリカズGP MotoGPクラスの決勝がアメリカのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、ドゥカティ・レノボ・チームのフランセスコ・バニャイアはリタイア、エネア・バスティアニーニの代役ミケーレ・ピロは11位でフィニッシュした。

 ポールポジションを獲得し、前日のスプリントレースでも優勝したバニャイアは、日曜日の決勝レースで大本命と目されていた。スタート直後からトップに立ち、その期待を裏切ることはなかった。しかし、多くのライバルが転倒したように、バニャイアも転倒を喫して早々にレースを終えてしまった。

 ミケーレ・ピロはテキサス州のコースにある落とし穴に裏切られることなく、トップ10からわずか数秒差の11位でレースを終えた。ドゥカティの中では、ルカ・マリーニ(ムーニーVR46レーシング・チーム)が2位で表彰台を獲得した。

 アメリカズGPを終えて、バニャイアは総合ランキングでトップのマルコ・ベゼッチ(ムーニーVR46レーシング・チーム)に11ポイント差の2位、コンストラクターズランキングではドゥカティが1位を維持している。

■フランセスコ・バニャイア(決勝:リタイア)
「2週連続の決勝でクラッシュしてしまった。自分でも説明がつかないので、更に受け入れがたいよ。ミスをしたのは事実だが、それが何なのか、今のところわからない」

「とても奇妙な転倒だったから、これからチームにデータをよく分析してもらい、何が起こったのかを理解しようと思う。チャンピオンシップはまだまだ長いけれど、ここ2戦で45ポイントも捨ててしまったのだから、ベストではないのは間違いないね」

■ミケーレ・ピロ(決勝:11位)
「このレースを完走することは、チームにとっても自分にとっても非常に重要だったので、慎重にあまりリスクを冒さないように努めたんだ。ウォームアップで試せなかったマシンの変更もあり、結果的にトップ10に食い込むことはできなかった」

「いずれにせよ、うまくはいったよ。11位でフィニッシュし、ポイントも獲得できた。ペッコ(バニャイアの愛称)には申し訳ないが、次のグランプリですぐに挽回してくれると信じている。この数日間、素晴らしい仕事をしてくれたチーム全員に感謝します」

フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)/2023MotoGP第3戦アメリカズGP 決勝
フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)/2023MotoGP第3戦アメリカズGP 決勝
ミケーレ・ピロ(ドゥカティ・レノボ・チーム)/2023MotoGP第3戦アメリカズGP 決勝
ミケーレ・ピロ(ドゥカティ・レノボ・チーム)/2023MotoGP第3戦アメリカズGP 決勝

© 株式会社三栄