テムザック、最先端農業の実践拠点「アグリ研究所」開設。ロボットを使ったスマート農業開始

本格始動を前に、4月15日には、一部の圃場で鉄コーティングを施した種籾のドローンによる直播を実施した。

テムザックは、産業用ロボットでもなく、コミュニケーションロボットでもない、人と共存しながらより実用的な業務を遂行する働くロボット “WORKROID(ワークロイド)”の開発すすめている。

米は日本の数少ない食料自給品目だが、高齢化・担い手不足、そして耕作放棄地の拡大に歯止めがかからない状況の中、省力化・省人化に向けた技術革新が必須となっている。そこで、テムザックが長年培ってきたロボット技術を活かして、農業経験のない人でも取り組める省力化農業 “WORKROID農業”を行うため、アグリ研究所の開設に至ったという。

また開設に先駆けて2022年12月には、延岡市、北浦農業公社と連携協定を締結した。

この拠点では、米粉製造に向けた水稲直播栽培(具体的には、ドローンによる直播、農業ワークロイドを使った耕作・除草・収穫等、水門遠隔管理システム等)に取り組むという。今よりはるかに少ない労力でできる稲作を実現することで、耕作放棄地拡大を食い止めること、食料自給率の維持・食料安全保障への貢献も目指すとのこと。

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