新型コロナ給付金をだまし取った詐欺事件 指示役の男が起訴内容を認める

新型コロナ対策の国の持続化給付金をだまし取ったとして、男女5人のグループが詐欺の罪に問われている裁判の初公判で、指示役の男が起訴内容を認めました。

起訴状などによりますと東京都中央区の会社役員、太田歩被告(30)は2020年8月、男女数人のグループで個人事業主向けの持続化給付金を不正に申請し、給付金100万円をだましとったとして詐欺の罪に問われています。

仙台地裁で開かれた18日の初公判で、太田被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

検察側は冒頭陳述で「給付金申請を代行して報酬を受け取っていて複数件行っていた」「知人を介して知り合った男女数人に指示して、虚偽の確定申告書や申請書を作らせた」と指摘しました。

警察によりますと太田被告はグループの指示役として200件以上の不正申請を行っていて、被害総額は2億円を超えるとみられるということです。

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