京都の観光スポット50選!初めての旅行でも安心のエリア別・見どころ紹介

京都を初めて旅するなら?エリア別の周遊がオススメ!

世界的に人気の観光地・京都。歴史ある社寺やSNS映えする絶景スポット、グルメまで、多彩な魅力があふれています。

その一方で、京都にはあまりにも多くの観光スポットがあるため、どこを見ればいいか混乱してしまいがちです。

そんな時にオススメしたいのは、メインで行きたいスポットを2~3カ所定め、その近くを周遊する形です。本記事では、初めて京都を旅行する人向けに、王道中の王道スポットを紹介すると同時に、その周辺の観光スポットをまとめました!

目次:

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本記事を参考に、旅の周遊計画を練ってみてくださいね!

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京都市内・近郊のオススメスポット

京都市は、平安京が置かれた794年から、明治時代に移り変わる1869年まで日本の首都でした。

歴代の天皇や貴族、戦国時代の人気武将・織田信長、幕末の新選組などが駆け抜けたこの街は、歴史ファンにたまらない場所です。さらに、グルメが勢ぞろいする市場やマンガの博物館もあったりと、多彩な見どころにあふれています!

ここでは、JR京都駅のほか、王道スポットである清水寺、平安神宮、二条城、嵐山、伏見稲荷大社、金閣寺、修学院離宮と、その周辺の見どころを紹介します。

JR京都駅の周辺

旅の起点となるJR京都駅。駅構内や周辺には、ビックカメラやイオンモールといったショッピングスポットがあり、活気に満ちています。

1.JR京都駅

京都駅ビルは、大阪の梅田スカイビルをはじめ多くの建築を手掛けてきた原広司氏によって設計されました。平安京の特徴だった碁盤の目状の街のつくりを意識した建築が美しく、遊歩道「空中径路」からは京都の街並みが展望できます。

駅ビル内では、さまざまなショッピング施設や「京都拉麺小路」をはじめとするグルメスポットが楽しめます。

2.京都タワー

京都タワーは、オリンピック東京大会が開かれた1964年に開業しました。鉄骨を一切使わずに円筒形の鋼板をつなぎ合わせる「モノコック構造」を日本で初めて採用した建物です。

館内にはレストランなどがあるほか、地上100メートルにある展望室から京都の市街地が360度見渡せます。また、ユニークな夜のライトアップも見どころです。

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3.東寺

東寺は、弘法大師・空海が嵯峨(さが)天皇より796年に託された真言密教の総本山。現存する唯一の平安京の遺構です。「教王護国寺」とも言われています。

講堂に据えられた大日如来像を中心に、この境内全体が、密教の世界観を表す「曼荼羅」とされています。「古都京都の文化財」のひとつとして、1994年に世界遺産に登録されました。

4.京都鉄道博物館

京都鉄道博物館は、鉄道の歴史や、鉄道とともに発展した日本の歴史が分かる展示・体験コーナーが楽しめます。蒸気機関車や新幹線など54両が展示されているほか、本物の蒸気機関車が牽引する客車に乗ることもできます。

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祇園・清水寺の周辺

祇園・清水寺の周辺は、京都観光の王道中の王道スポット。舞妓さんと会ったり、和菓子作りをしたり、日本の伝統文化を味わえる体験も充実しています。

5.清水寺

清水寺は、778年に創建されました。特に有名なのが、高さ13メートルの急斜面の上に立つ舞台。「懸造り」という建築技法で、釘を一本も使わず木だけで建てられています。

ここからの景観がとてもスリリングなため、今でも「思い切って行動する」ことを意味する「清水の舞台から飛び降りる」ということわざが残っています。

境内にある湧き水「音羽の滝」は、学問成就、恋愛成就、延命長寿のご利益があるそうです。

6.八坂神社

八坂神社は、日本3大祭のひとつ・祇園祭の中心となる神社です。

日本神話の夫婦神である素戔嗚尊(すさのをのみこと)と櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)をまつっていることから、恋愛のパワースポットとして人気です。さらに、境内にある美御前社(うつくしごぜんしゃ)に出る湧き水は、美容に効くご神水だと言われています。

創建は7~9世紀ごろと考えられています。朱塗りの本殿は「祇園造(ぎおんづくり)」と呼ばれる特殊な様式で建てられており、国宝に指定されています。

7.二寧坂・産寧坂

清水寺の参道として、古くから栄えてきたのが二寧坂・産寧坂です。伝統的な建物が立ち並ぶ街並みは、京都を代表する景観となっています。ここでは、たくさんの飲食店やおみやげ店が楽しめます。

8.祇園(花見小路など)

祇園とは、八坂神社周辺にある歓楽街。舞妓が客をもてなすお茶屋があることで有名です。

祇園には花見小路通と呼ばれるメインストリートがあり、伝統工芸品を売る店やカフェが並びます。古い都を彷彿とさせる雰囲気に惹かれて、国内外から観光客が訪れます。

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9.円山公園

円山公園は、八坂神社に隣接する公園。桜の名所として知られており、滝や池などの自然をそのまま再現したかのような日本庭園が見どころです。

平安神宮の周辺

八坂神社・清水寺から少し北にあるエリアは、平安神宮・銀閣寺といった社寺のほか、京都市京セラ美術館、京都国立近代美術館などの美術館が集まっています。

清水寺エリアから近く、一緒の周遊もオススメです。

10.平安神宮

平安神宮は、平安京に都が移されてから1100年となる1895年に創建されました。

当時の京都は、幕末の混乱と東京への遷都により著しく衰退していました。そんな中、京都を再び活気ある街にしようとして造られたのが、この神社です。

平安京の政務の中枢だった朝堂院(ちょうどういん)を模した朱塗りの社殿が見どころで、作家・谷崎潤一郎の代表作『細雪』の中でも描かれた桜の名所でもあります。

11.銀閣寺

銀閣寺は、正式名称を東山慈照寺といいます。室町幕府(1338年~1573年)の八代将軍・足利義政によって建てられた山荘が元となり、1490年に開創されました。

足利義政の時代、中国文化や禅宗の影響で、簡素で洗練された趣が特徴の「東山文化」が栄えました。銀閣寺は「東山文化」を代表する建築です。

12.永観堂

永観堂は863年に創建されました。正式名称は「禅林寺」ですが、貧しい人たちの救済活動に力を入れた11~12世紀の住職・永観律師(ようかんりっし)にちなみ、永観堂と呼ばれています。

『古今和歌集』にも詠まれている紅葉の名所で、夜間ライトアップもされます。

ご本尊は「みかえり阿弥陀如来」。仏像は通常、正面を向いていますが、この阿弥陀如来像は、振り返るように頭を横に傾けています。やさしく語りかけるような魅力的な像です。

13.南禅寺

南禅寺(なんぜんじ)は、禅宗の宗派である臨済宗の総本山です。春は桜、秋は紅葉の名所として知られ、多くの人が訪れます。

敷地内には、三門(さんもん)と呼ばれる立派な門のほか、枯山水である方丈庭園、京都の三名勝史跡庭園のひとつに選ばれた南禅院があります。

14.哲学の道

哲学の道」は、銀閣寺と南禅寺の間を結ぶ約2kmの散歩道です。哲学者の西田幾太郎(1870~1945)が、毎朝この道を歩いて思想に耽っていたことにちなみ、名付けられました。

西田幾太郎は、禅宗を西洋哲学を融合させ独自の哲学を創造した人物で、世界的にも高く評価されています。

「哲学の道」は桜・紅葉の名所で、季節になると桜の花や紅葉が運河を彩ります。

15.京都市京セラ美術館

平安神宮の隣にある「京都市京セラ美術館」は、もともと「京都市美術館」という名前で親しまれてきました。1933年に誕生した和洋折衷の建築は、現存する日本の公立美術館の中でもっとも古いものです。

建築家・青木淳氏と西澤徹夫氏が参加して行われた改修により、2020年に「京都市京セラ美術館」としてリニューアルオープン。古い建物の良さを残しつつ、現代的な魅力も兼ね備えた美しい空間の中で、多彩な展示が楽しめます。

16.細見美術館

細見美術館は、実業家の細見家のコレクションを展示する美術館です。神道・仏教や茶道に関する美術、江戸時代の絵画など、日本美術の多くの分野・時代を網羅する展示が見どころです。

二条城の周辺

地下鉄の二条城前駅や烏丸御池駅の近くは、重要な史跡である二条城のほか、新京極商店街、京都マンガミュージアムなど、ユニークなスポットが勢ぞろいしています。

17.二条城

二条城は、江戸幕府が天皇に政権を返すことを表明する「大政奉還」が1867年に行われたことで有名です。日本が明治時代に移行する、歴史の大転換の舞台となったのです。

二条城はもともと、江戸幕府の初代将軍・徳川家康によって1603年に建てられ、3代将軍の徳川家光の時代に大幅に改修をされました。華やかな歴史を感じさせる建築や、美しい装飾品などが、今も数多く楽しめます。

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18.錦市場

錦市場は、京都で古くから続く市場です。平安時代のあたりから市場があったと言われており、1615年に江戸幕府によって公認されました。

錦市場は「京の台所」と呼ばれています。京都独自のさまざまな食材が昔からこの場所に集まってきていたからです。現在も、さまざまなグルメが楽しめます。

19.京都国際マンガミュージアム

京都国際マンガミュージアムは、京都市と京都精華大学の共同により生まれた、日本で初めてのマンガ博物館です。

江戸時代の浮世絵から明治・大正昭和初期の雑誌、第二次世界大戦後に流行した貸本(レンタルマンガ)から現在の人気作品、海外のものまで、約30万点のマンガ資料が保存されています。

館内では、多彩なマンガを読んで楽しめるだけでなく、マンガに関するワークショップも行われています。

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20.本能寺

「敵は本能寺にあり」。歴史が好きな人は、この言葉をよくご存じでしょう。戦国時代に活躍していた織田信長を、家臣の明智光秀が裏切り、信長の滞在先だった本能寺に攻める際に発したと言われる言葉です。

本能寺は、1415年に創建された法華宗のお寺です。信長の時代、本能寺のトップだった日承上人は天皇の親戚でした。天皇との関係を強化したい信長は、本能寺に滞在し、日承上人に仏教の教えを乞うたのです。

歴史の転換点になった場所として、現在も、織田信長に関連するさまざまな展示品を見ることができます。

21.新京極商店街

新京極商店街は江戸時代、さまざまな寺が集まり、縁日が開催される場所でした。明治時代には通りが整備され、芝居の興行が行われたり、飲食店が立ち並ぶようになりました。

現在は、京都を代表する商店街として、さまざまな飲食店や映画館が楽しめるほか、観光客のおみやげ購入の定番スポットとなっています。

22.京都侍忍者ミュージアム

京都侍忍者ミュージアムは、古い甲冑や刀を鑑賞したり、日本の歴史における忍者の役割を学んだりできる博物館。

さらに、鎧コスチュームと兜を身に着けて写真撮影したり、手裏剣投げといった忍者体験を楽しんだりできます。

嵐山の周辺

京都の市街地から少し離れた場所にある嵐山は、平安時代、貴族の別荘地として栄えました。現在は京都屈指の絶景スポットとして、特に紅葉の時期は多くの観光客で賑わいます。

23.渡月橋

京都の自然が存分に味わえる嵐山屈指の絶景スポットが、渡月橋(とげつきょう)です。もともとの橋は9世紀に架けられ、1934年に現在の橋に改修されました。

亀山上皇(1249年~1305年※)が、橋の上空を移動していく月を眺めて「くまなき月(満月)の渡るに似る」と感想を述べたことから、渡月橋と名付けられました。

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24.天龍寺

天龍寺は、1339年に足利尊氏が創建した臨済宗の禅寺です。禅僧・夢窓疎石(むそうそせき)が造った曹源池庭園(そうげんちていえん)は、世界遺産に登録されている日本庭園の傑作です。

また、法堂(はっとう)の天井に描かれた「雲龍図」の龍は、どこから見てもにらみ返されているように見える「八方睨み」の絵として、迫力満点です。損傷が激しいため、2023年4月現在は土日祝日や特別参拝の期間のみ見ることができます。

25.西芳寺(苔寺)

西芳寺は731年に開山したとされる禅宗のお寺で、世界遺産に登録されています。

35,000平方メートルもある庭園内には多くの見どころがあります。特に120余種の苔が覆われた景観が美しいことから、「苔寺」とも呼ばれています。

26.竹林の小径

竹林の小径」は、野宮神社から天龍寺の北門を通って大河内山荘へ抜ける約400メートルの道です。

竹の間から降り注ぐ木漏れ日が美しい、渡月橋と並ぶ嵐山の絶景スポットで、着物姿で写真を撮る人が多くいます。

27.東映太秦映画村

嵐電の嵐山駅から電車に乗って20分ほどで行ける東映太秦映画村は、映画の撮影所で使うセットを公開した、映画のテーマパークです。

園内には江戸の町を再現した街並みがあり、刀で切り合うチャンバラのショーなどが行われています。特撮の戦隊ヒーローや『仮面ライダー』、人気アニメ『プリキュア』の展示・イベントもあり、大人も子どもも楽しめます。

28.広隆寺

「東映太秦映画村」の近くにある広隆寺は、創建603年と言われる京都最古のお寺。特に有名なのが、日本の国宝第1号となった「木造弥勒菩薩半跏像(もくぞうみろくぼさつはんかぞう)」です。

この仏像は、「アルカイックスマイル(口元のみに微笑を浮かべた表情)」の代表例として、奈良県の中宮寺にある「菩薩半跏像」と並んで有名です。

伏見稲荷大社の周辺

JR京都駅の東側、京阪本線の七条駅~伏見稲荷大社駅の付近は、世界的に人気の伏見稲荷大社をはじめ、多くの見どころがあります。JR京都駅や清水寺とも近いため、併せての周遊もオススメです。

29.伏見稲荷大社

京都屈指の絶景スポットとして人気の伏見稲荷大社。日本に30.000社あると言われる「稲荷神社」の総本宮です。稲荷神は、商売繁盛、五穀豊穣をもたらす神様として、厚い信仰を集めています。

伏見稲荷大社で特に人気なのが「千本鳥居」。伏見稲荷大社には、お参りして願い事が叶った人は、そのお礼として鳥居を奉納するという習慣があります。

多くの人々が鳥居を奉納した結果、今は約1万本の鳥居が、美しく荘厳な光景を築くことになりました。

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30.東福寺

東福寺は、奈良で大きな勢力を誇った東大寺・興福寺になぞらえようという念願の下、1236年~1255年の19年間を費やして建てられました。

京都最大の伽藍(がらん:寺の建物群)として知られており、多彩な魅力をもつ4つの庭から成る「方丈庭園」や、渓谷にかかる「通天橋」などの見どころがあります。

31.三十三間堂

蓮華王院 三十三間堂は、もともと12世紀に建てられましたが、一度焼失し、1266年に再建されました。

「33」という数は、観音菩薩が人々を救うために33種類の姿に変化することから来ており、堂内には33の柱間(柱と柱の間の空間)があります。

三十三間堂の最大の見どころは「千体千手観音立像」。1000体の観音像は、平安時代から鎌倉時代にかけて作られました。観音像には「必ず会いたい人に似た像がある」と言われています。

32.京都国立博物館

京都国立博物館は、1897年5月に開館した博物館で、平安時代から江戸時代にかけての京都のさまざまな文化財を展示しています。

仏像や染物、蒔絵、仏の教えを記した経典など京都ならではの文物が多く、日本文化への理解を深めるにはぴったりです。

33.寺田屋

幕末の歴史に興味がある人なら、寺田屋の名前を耳にしたことがあるでしょう。

寺田屋は、1862年、幕府を倒し天皇を再興しようとする薩摩藩の志士たちが襲撃を受けた「寺田屋事件」が起きた場所。また、1866年には、倒幕に大きな役割を果たした坂本龍馬の襲撃事件も起きるなど、歴史の舞台となってきました。

伏見稲荷大社から電車で30分ほど離れた場所にありますが、幕末の歴史に興味がある人は、ぜひ行ってみてください。

金閣寺の周辺

JR京都駅から北西側には、京都の代表スポットのひとつ・金閣寺や、世界遺産である龍安寺などの人気の観光スポットが集まっています。

34.金閣寺

金閣寺は1397年、室町幕府の3代将軍・足利義満が別荘として創設しました。仏陀の遺骨をまつる舎利殿「三層楼閣」の内外には金箔が貼られており、その美しい金色の輝きに魅了されます。

足利義満の時代、室町幕府は中国との貿易で栄えました。その勢いが感じられる場所です。

なお、作家・三島由紀夫の代表作『金閣寺』でも取り上げられたように、金閣寺は1950年に放火事件で焼失し、その後再興されました。最近では、2020年に屋根や金箔の修復が行われています。

35.龍安寺

龍安寺(りょうあんじ)は、 石と白砂だけでつくられた枯山水の石庭が有名な場所。英国のエリザベス女王が1975年に訪問し絶賛したことで、海外でも人気となりました。

石庭には15個の石が配置されていますが、どの角度から見ても14個しか見えない造りとなっています。

東洋の世界で、「15」は完璧を表す数字と言われていますが、物事は完成した瞬間から崩壊を始めます。そのため、あえて14個しか見えないようにしたのではないか、と言われています。

36.北野天満宮

北野天満宮は、学問の神様・菅原道真(すがわらのみちざね)をまつる、日本全国に約12,000社あると言われる天満宮の総本社です。

創建は947年。入試合格・学業成就のご利益があるとされており、学生が多く訪れます。また、 境内のあちらこちらに置かれた牛の置物は、撫でるとご利益を頂けると言われています。

境内には、梅が50種・約1,500本植えられています。2月上旬~3月下旬にかけて梅苑が公開され、咲き誇る梅の中で散策を楽しめます。

修学院離宮の周辺

京都の中心街から少し離れた場所にある修学院離宮の周辺は、京都の豊かな自然を楽しむにはぴったりの場所です。

37.修学院離宮

比叡山のふもとにある修学院離宮は、1656年から1659年頃にかけて、後水尾上皇により造営された山荘です。

敷地内は、上離宮、中離宮、下離宮という3つのエリアがあります。特に下離宮は、「借景」と呼ばれる日本の伝統的な造園技法により、周囲の山々を背景とする雄大な景観が楽しめます。

38.瑠璃光院

修学院離宮から2㎞ほど離れた位置にある瑠璃光院

瑠璃は、極楽浄土を飾る七つの宝の一つで、浄土の色とされています。カエデや苔で覆われた美しい庭が瑠璃色に輝くように見えることから、「瑠璃光院」という名前が付けられました。

瑠璃光院では、特に机に紅葉が映し出されるリフレクションの絶景が有名で、多くの人が写真を撮りに訪れます。

京都市の郊外・近隣地域(平等院ほか)

京都市の中心部から外れた地域や、近隣の街にも、多くの見どころがあります。

39.宇治・平等院鳳凰堂

宇治市にある平等院鳳凰堂は、1052年、藤原頼通によって開かれた寺院です。

平等院鳳凰堂は、極楽浄土を表そうとして造られた場所と言われています。池の中に建つ鳳凰堂は実に美しく、日本の10円硬貨にもその姿が描かれています。

なお、宇治市は、日本を代表するお茶の街であり、最近は人気アニメ『響け!ユーフォニアム』の舞台にもなりました。お茶に関連するスポットや、アニメの聖地巡りも楽しめるでしょう。

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40.醍醐寺

醍醐寺は、京都市の伏見区にあるお寺で、JR京都駅からは電車や地下鉄・バスを乗り継いで30~40分ほどで行けます。

醍醐寺は、醍醐山に広大な境内をもっており、戦国武将の豊臣秀吉が「醍醐の花見」という盛大な花見を行った地として有名です。今でも桜の名所として知られているほか、国宝である五重塔や、豊臣秀吉ゆかりの「三宝院」といった建物があります。

41.貴船神社

貴船神社は、京都の避暑地として知られる貴船にある神社です。京都市内ですが、京都駅からは車で40分ほどかかります。

貴船神社は、雨と水源の神様を祀っています。また、平安時代の人気女流歌人・和泉式部が、夫との不仲を改善するために参拝をし、恋の歌を読んだことから、縁結びにご利益のあるスポットとしても知られています。

京都市外(天橋立、伊根ほか)

京都には、京都市外にも魅力的なスポットが多くあります。

特に有名なのは「日本三景」のひとつ・天橋立ですが、それ以外にも、美しい竹の道や農村風景が楽しめるスポットなどがあります。混雑する市内を抜け、京都のもうひとつの魅力を見つけに行きませんか?

42.天橋立

天橋立は、宮津湾と阿蘇海を隔てる砂州で、日本三景のひとつに選ばれた絶景です。

天橋立には、日本を生んだ神様・イザナギが、天から地上へ降りるのに使った橋を倒してしまいできたという伝説があります。また、頭を逆さにして股からのぞいてみたときに「天に架かる橋」に見えることから、「天橋立」という名前が付いたと考えられています。

日本屈指の絶景ということで、周辺の見どころも多くあります。JR京都駅から車で2時間ほどかかりますが、京都に来たらぜひ行きたいスポットです。

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43.伊根の舟屋

京都の港町・伊根町は、エメラルドグリーンの海に沿って立ち並ぶ「舟屋(ふなや)」で有名です。

このユニークな建物は、もともと船を風雨から守るために建てられたもの。現在は、宿泊スペースも設けられており、窓から静かな海を眺めてながらロマンチックな気分に浸ることができます。

伊根町では、遊覧船・シーカヤックなといった体験が楽しめるほか、地元食材が味わえる食事処、人気の酒蔵「向井酒造」などもあります。

44.舞鶴赤れんがパーク

舞鶴市は、古くから港町として栄え、特に明治から昭和にかけて日本の海軍基地があった街として有名です。

市内には多くの史跡が残っていますが、特に有名なのは「舞鶴赤れんがパーク」。もともと海軍の倉庫として使われていた建物で、今は映画のロケ地にもなっています。

中には、レンガ建築の魅力を伝える「赤れんが博物館」や、海軍軍人たちが食べていた料理を再現したカレー・肉じゃがなどを提供するカフェが入っています。

45.京都丹後鉄道

絶景写真を撮りたい人にオススメが、京都丹後鉄道の観光列車です。同鉄道は天橋立から舞鶴市をつないでいますが、特に由良川橋梁からは、水の上を走っているような写真を撮影することができます。

さらに、観光列車では地域のグルメも楽しめます。観光列車の詳細と予約は公式HPをチェックください。

46.和束町

京都府の南部にある和束町は、“茶源郷”と呼ばれる、800年の歴史を誇る宇治茶の名産地です。

町内には、絶景として人気の「石寺の茶畑」があるほか、お茶を使ったグルメやユニークな飲み物、お茶アートや茶摘みなどのお茶関係の体験が楽しめます。

47.美山かやぶきの里

南丹市美山町には、昔ながらの暮らしに触れることができる「美山かやぶきの里」があります。ここには、約220年~150年前に建てられた茅葺き屋根の家屋が多く残されており、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。

里の中には、昔ながらの生活の様子が分かる「美山民俗資料館」があるほか、ガイドツアーも楽しめます。

48.竹の径

京都で、竹の絶景が撮れるのは、嵐山の「竹林の小径」だけではありません。

JR京都駅からJRと阪急を乗り継ぎ約20分ほどで行ける阪急西向日駅の近くにある「竹の径」は、竹林に囲まれた約1.8キロメートルの道。竹で作られた垣根が、竹林の美しさを引き立てています。

「竹の径」の途中にある京都市洛西竹林公園では、日本の伝統的な竹製の道具の展示も見ることができます。

49.アサヒビール大山崎山荘美術館

1996年に開館したアサヒビール大山崎山荘美術館は、日本の近代美術や西洋美術の展示を行っています。

本館は、もともと1920年代に実業家の加賀正太郎(1888~1954)氏が別荘として建てたもの。本館とその庭園には、加賀氏の英国趣味や、彼の自然への愛が反映されています。

さらに、モネの作品などを展示する別館「地中の宝石箱」は、著名な建築家・安藤忠雄氏が設計。本館や周辺の自然とよく調和し、景観の美を深めています。

50.サントリー京都ブルワリー

長岡京市には、日本の大手ビールメーカー「サントリー」の工場、サントリー京都ブルワリーがあります。開業は1969年。豊かな自然に育まれた天然水を採水できることから、この地が選ばれました。

工場見学ツアーに参加すれば、ビール製造の工程を学ぶことができます。原料の選定から仕込、発酵、貯酒、パッケージングに至るまで見学でき、ビール好きにはたまらないでしょう。

京都の桜・紅葉・イベント

京都は、桜・紅葉の名所として知られています。特に人気のスポットに関しては、以下のMATCHA記事を参照ください。

京都では、さまざまなお祭りも楽しめます。特に人気なのは、5月に下鴨神社と上賀茂神社で行われる葵祭、7月に八坂神社で行われる祇園祭、10月に平安神宮で行われる時代祭です。

このほか、8月16日には、山に炎で巨大な文字を描いて死者の魂をあの世へ送り出す「五山送り火」も行われます。

京都への行き方

京都へ行くには、出発地点ごとに電車、新幹線など、さまざまな交通手段があります。MATCHAでは、出発地点ごとに京都への行き方をまとめていますので、ぜひ以下の記事をご覧ください。

京都で使えるフリーパス

.京都では、市営地下鉄とバスが1日乗り放題になる「地下鉄・バス1日券」が使えます。

このほか、訪日観光客の方は、関西地方のJR路線が乗り放題になる「JR Kansai WIDE Area Pass」といったお得なフリーパスを使うことができます。訪日観光客向けのフリーパスについては、以下のMATCHA記事もご覧ください。

京都旅行の注意点

世界屈指の人気観光地・京都で旅をする際には、ご注意いただきたい点が複数あります。

宿・レストランは早めに予約を!

多くの観光客が訪れる京都では、宿・レストランは当日では取れないことがあります。旅行の予定が決まったら、できる限り早めに宿・レストランの予約を取りましょう。

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また、桜や紅葉の時期、ゴールデンウィークといった日本の連休では、人気スポットは混雑しがちです。これらの時期に行く場合は、混雑により通常より時間がかかることを想定しておいた方がいいでしょう。

また、Klookなどの予約サイトを活用し、事前にチケットを購入しておくのもオススメです。

夏は暑く冬は寒い気候

京都市は、四方を山に囲まれた盆地です。そのため、夏は湿気がこもったムシムシとした暑さとなります。その一方で、冬は乾燥しており、底冷えする寒さとなります。

夏訪れるときは軽装で、秋や冬はしっかりと防寒対策をしましょう!

タバコはダメ!

京都市では基本的に路上喫煙はできません。屋外の公共の場所(路上や公演など)でタバコを吸うと、1,000円の罰金を請求されることがあります。

公共交通機関をなるべく使おう

、京都市内は混雑することが多くあります。京都市内を中心に観光する場合は、できるだけ電車・地下鉄・バスなどの公共交通機関を使いましょう。

マナーをしっかり守ろう

京都では近年、観光客の増加に伴い、地元の方々の生活に支障が出る事態が発生しています。

京都市では、持続可能な観光地づくりのため、2020年に「京都観光行動基準(京都観光モラル)」を策定。「地元の人たちと積極的に関わる」「写真撮影禁止の注意書きを確認する」「ゴミのポイ捨てをしない」などの呼びかけを行っています。

皆さんもしっかりマナーを守り、いい気持で京都を楽しんでくださいね!

参照:京都観光モラル

何度も通いたい、魅力たっぷりの京都

京都には、今回紹介しきれなかった見どころが、まだまだたくさんあります! ぜひ京都に何度も通って、その魅力を深堀してくださいね。

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