9日の県議選の結果を受け、県議会の第2会派「未来にいがた」は県庁議会庁舎で18日、改選後会派メンバーの初会合を開いた。出席したのは、上越市選挙区で初当選した牧田正樹氏(58)と土田竜吾氏(34)を含む計9人。前回改選後より1人増えた。
同日は、大渕健幹事長(新潟市西区)が進行。自己紹介に続き、方針や日程の確認、意見交換などを行った。代表選出には至らなかった。
非公開による会議後、牧田氏と土田氏は上越タイムス社の取材に応じた。
牧田氏は同会派への所属を、長く代表を務めた小山芳元県議(上越市区)の後継者として、「自然の流れ。考え方も近い」と説明。「県議会に来て、あらためて頑張ろうという気持ちになった」と話した。
土田氏は、後継指名を受けた秋山三枝子県議(上越市区)が共同代表を務めた「リベラル新潟」ではなく、同会派に所属する経緯を「立憲民主党の公認、推薦を受け当選した3人が足並みをそろえた」と説明。「議員経験は初めてだが、有権者の期待に応えられるように勉強していく」と話した。
報道陣に対し大渕幹事長は、大きな勢力の自民党に対峙(たいじ)すべく、事前協議では大同団結の可能性を模索し「リベラル新潟」と話し合いを行ったと明かした上で、「県議会を活性化させ、そのことが県民にとってより良い地域社会づくりにつながる新潟県政を、力強く進めていきたい」と決意を示した。