【AI活用でコスト削減】NTTル・パルク スマートパーキング提供開始

株式会社エヌ・ティ・ティ・ル・パルク(以下、NTTル・パルク)は、AIカメラによる動体検知・車番認証技術を活用した「NTTル・パルク スマートパーキング」を4月20日から提供開始する。東日本電信電話株式会社(NTT東日本)が4月17日付のプレスリリースで明かした。

同サービスでは、AIカメラとクラウドサーバーが、利用者の車のナンバー、入出庫時間、利用料金等を、すべて管理する。さらに、決済方法も、スマートフォンによるWeb決済を利用する。これにより、駐車場に設置が必要な機器はAIカメラのみとなり、従来型の駐車場で必要とされてきたフラップ板やセンサ、入出庫ゲート、精算機、駐車券発券機は、すべて不要になる。

同サービスの特長は、駐車場開設時の機器設置コストを削減できることだ。くわえて、精算機や駐車券発券機も不要となるため、集金やメンテナンスのコスト、紙幣・硬貨詰まり、用紙切れなどのトラブル対応コストも削減できる。NTTル・パルクの試算によると、9車室の駐車場の場合、従来のコインパーキングと比べてイニシャルコストを4割、ランニングコストを5割削減することができるという。

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