【別路線も接続可能】両備HD、高速バス等をつなぎ合わせる「コネモビ」提供開始

両備グループのバスユニットは、別々で運営されている路線をつなぎ合わせてシームレスに提供するサービス「コネモビ-Connecting Mobility Services-」(以下、コモネビ)を提供する。両備ホールディングス株式会社が4月11日付のプレスリリースで明かした。

同サービスの特長は、異なる運営路線の高速バスやモビリティサービス等の予約・決済・乗車をスマートフォン上でワンストップで完結できることだ。さらに、利用者は乗継割引を受けることもできる。

また、航空機、新幹線等によるアクセスが不便な観光地は、同サービスを活用し地域の大手バス事業者と組むことで、乗り継ぎをスムーズにすることができる。これにより、新たな観光需要喚起が期待できる。さらに、両備グループは、コネモビにより、運転者の実車距離600キロ制限や2024年問題といわれる労働時間等の基準改正による乗務員確保の問題解決を目指すという。

なお、両備グループは、岡山とナガシマリゾート、愛・地球博記念公園(ジブリパーク)、熊本をつなぐ各路線の販売開始を皮切りに、引き続き安全かつ快適な高速バスの旅を届ける。同時に、日本全国を高速バスを利用して旅ができるよう次代に合わせた商品・サービス提供に努めていくと述べている。

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