ロシアの侵攻に負けず、執念で完成! ウクライナ発 奇跡のドラマ『囚われの愛』続編が遂に日本初放送! まだ間に合う“前作アンコール放送”も

『囚われの愛~Love in chains~』©WTW Films Ltd. 2019

東欧諸国で大ヒットしたウクライナ発の愛憎劇『囚われの愛~Love in chains~』の続編、『続・囚われの愛~Love in chains~』がCSエンターテインメントチャンネル「チャンネル銀河 歴史ドラマ・サスペンス・日本のうた」で2023年6月より日本初放送。

その放送を記念して、前作『囚われの愛~Love in chains~』が4月21日(金)24時よりアンコール放送されることも決定した。

過酷な運命に抗い自由と愛を求める愛憎劇

『囚われの愛~Love in chains~』の舞台はクリミア戦争終結後のロシア。地主ピョートルの妻アンナは、従軍した息子グリゴリーの音信が途絶えていたことから、深い憂いに包まれている。そんな彼女を励ましてくれるのは、美しく育ったカテリーナだった。彼女はアンナの実子ではなく農奴だったが、ピアノを習い、フランス語やドイツ語も堪能で、まるで貴族の娘のように育てられてきた。

そんな中、戦争からグリゴリーが帰還。彼はカテリーナの美しさに気付くと、夜に彼女の部屋へと押し入り、強引にキスをする。料理人パヴリーナの来訪によって間一髪で身を守ることができたカテリーナだったが、グリゴリーは彼女を諦めてはいなかった。

時を同じくして、クリミア戦争を生き延びたもう一人の将校アレクセイが帰国。偶然出会ったカテリーナと恋に落ちたアレクセイは、やがて結婚を申し入れる。幸せな未来が訪れると思われたカテリーナ。しかし、農奴制に支配された社会、そしてグリゴリーによる執拗な追及によって、彼女は過酷な運命を歩むことになるのだった……。

東欧諸国で大ヒット! そのときロシア軍の影が……

2019年にウクライナの大手テレビ局STBで放送されるや熱狂的なファンを生み、ポーランドをはじめとした東欧諸国で大ヒットを記録した本作。日本でも2021年2月にチャンネル銀河でいち早く放送され、その魅力にハマる視聴者が続出、すでに制作がスタートしていた続編の放送を望む声も多く寄せられたという。

しかし続編の撮影中、ロシアによるウクライナ侵攻が勃発。制作・編集スタッフはキーウ撤退を余儀なくされ、編集作業は一時ストップする事態に。しかし、想像を絶する混乱の中においてもキャストやスタッフの執念と情熱の炎が消えることはなかった。ミサイルに怯え、避難した家族を案じてなお、スタッフとキャストは制作を続行し、ポーランドへ移動し残りのシーンを撮り終えると、すぐに編集作業を開始したという。

ロシアの侵攻を乗り越え完成した続編、日本初放送!

隣国の武力侵攻という大きな困難を乗り越え、ついに待望の続編が完成。6月からチャンネル銀河で『続・囚われの愛~Love in chains~』として日本初放送されることとなった。

――結婚式をあげるカテリーナとアンドレイ。そのとき式場に謎の黒マント男が乱入し、新夫アンドレイが胸を突き刺さされてしまう。病院へ急送されたものの彼の容態は深刻で、生存は絶望視された。幸せの絶頂から悲嘆のどん底へ突き落とされたカテリーナ。自分に関わる者だけが、なぜ次々と不幸になるのか? 自責の念にかられた彼女は自殺を図る。一方、ピョートルは長いパリ滞在を終え、故郷で待つ妊娠中の妻ラリーサの元へ急いでいた。彼はまだ、農奴を含む領地の所有権を、息子グリゴリーの不始末で失ったとは知らず……。

この続編には、急遽ウクライナ語による吹替が施され、祖国のために戦っている兵士や亡くなった方々への献辞も盛り込まれているという。制作陣が各話に込めた想いを、ぜひ最後まで見届けよう。

「正直であり続け、愛する人を信じ、正義を求める」

『囚われの愛』シリーズをはじめとする各国の歴史ドラマ/映画の買い付けや、映画プロデューサー業務などを手掛ける<エイ・ケイカンパニー>取締役社長、小竹晃子氏は本作について以下のようにコメントしている。

―『囚われの愛~Love in chains~』との出会い

テレビ番組や映画のマーケットで、以前から付き合いのあるウクライナの会社から「こういうシリーズがありますが」と紹介を受けました。そこでトレーラーを見て、日本の「おしん」のような、山あり谷ありの波乱万丈なストーリーが日本人にも受け入れてもらえるのでは、と思い買い付けました。苛酷な農奴制という歴史的事実をベースにしたドラマであり、骨格のしっかりとした作品だと思いました。

―東欧で大ヒットした理由

どの国に住んでいても、自由を手に入れて愛する人と幸せになりたいという願いは世界共通のものです。シリーズのドラマ作りとしてうまいなと思ったのは、白が黒、表が裏、最後には善が悪にさえなる逆転、どんでん返しの手法でした。こうしたこともヒットの理由ではないでしょうか。

―ウクライナでの放送予定

まだ決まっていません。続きを待っている視聴者はたくさんいると思いますが、現在ウクライナのテレビ番組はニュース番組やファミリー向けのコメディやアニメが中心で、まだこうしたドラマを放送できるようなゆとりのある視聴状況ではないようです。

―主人公・カテリーナの“強さ”

彼女の強さは、まず自分にも世界にも正直であり続けることができる、そして愛する人を信じること、そして正義を求める気持ちにある、とウクライナのスタッフから聞いています。まさに今、ウクライナ人は彼らの正義を求めて戦っているわけです。そういう部分は、ドラマと現実がリンクしている部分だなと思います。実は、カテリーナはウクライナそのものの象徴ではないかという気がしています。

いま制作陣は何を想う? ウクライナからのメッセージ

そして小竹氏のもとには、本国ウクライナの制作スタッフからのメッセージも届いた。未曾有の困難の中で、制作陣の背中を押したのは何だったのだろうか?

ロシアからの本格的な侵攻が始まったのは2022年2月24日ですが、我が国の戦争はクリミア併合に始まり8年以上続いており、その辛さは日本の方たちも含めて多くの国の方が理解してくれていると思います。

私たちの人生に影響を与えたこの戦争が、本作の脚本に影響を与えないはずはありません。昨年、戦争が起こってしまいましたが、本来我々は「愛と裏切り」そして「自由や幸せを求める気持ち」を表すストーリーを作りたかっただけなのです。しかし、侵攻後はチームとしてあらゆる困難を乗り越えてこのシリーズを完成させたいという思い、戦争にも負けないぞという思いがいっそう強くなりました。自分たちのためだけではなく、このドラマを愛してくれている視聴者の皆さんのためにも、どうしても完成させたかったのです。

ドラマを通じて、皆さんに喜びや楽しさをお届けしたいと思っています。そして、ドラマによってもっとウクライナを知っていただくことが、私たちへの大きなサポートになるとご理解いただけたら幸いです。

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