レッズが2年目の豪腕グリーンと契約延長 6年総額5300万ドル

日本時間4月19日、レッズは2年目の先発右腕ハンター・グリーンと6年5300万ドルで契約延長を結んだことを発表した。今回の契約は今季2023年から2028年までの6年をカバーするもので、2029年の球団オプションも付属しており、オプション行使の場合7年7400万ドルとなる模様。レッズは元々2027年までグリーンの保有権を持っており、今回の契約は3年の調停権とFA後の1年または2年を買い取る形となっている。

現在23歳のグリーンは、2017年にドラフト1巡目(全体2位)でレッズに入団すると、昨年4月にメジャーデビューを果たし、24試合に先発して125回2/3を投げ、5勝13敗、防御率4.44の成績。最速100マイルを超える速球を武器に、イニングを大きく上回る164個の三振を奪うなど才能の片鱗を見せた。まだ粗さも残っているが、今季は開幕投手に選ばれるなど将来的にはエースとして活躍することが期待されている。

6年5300万ドルの契約は、調停前のレッズの選手としては過去最大のものとなる。レッズのCEOを務めるボブ・カステラーニは「彼は我々がメジャーリーグで成功するチームを作るための基盤となる若手選手たちの1人だ」とコメント。チームはグリーンを中心に、ニック・ロドロ、グラハム・アッシュクラフトなど有望な若手投手を抱えており、彼らへの期待を覗かせた。レッズは短縮シーズンの2020年を除くと2013年を最後にプレーオフの舞台から遠ざかっており、チーム再建にはグリーンの活躍がマストと言えるだろう。

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