人手不足の飲食業界 ロボットに熱視線

コロナ禍で売り上げが大きく落ち込んだ飲食業界は、V字復活を目指す中、人手不足が懸念されていますが、その救世主として注目されているのが様々なロボットです。

コロナ禍で非接触のニーズが高まり、飲食店やホテルのバイキングなどでも導入が進むのが、ご飯を自動で盛り付けたり自動で巻き寿司を作るロボットたち。開発しているのは国内最大シェアを誇る中野区の鈴茂器工で、4月18日に飲食業界向けの展示商談会を開きました。外食分野だけでなく、コロナ禍で需要の増えたテークアウトにも対応したロボットも続々と登場しているようです。

このロボットは、お弁当のご飯の容器にあわせた形でご飯が出てくるように設定できます。サイズをミリ単位で調整でき、1台で様々な形の容器に対応できるため、効率的に数多くお弁当が作れるということです。
また別のロボットは、パーティーで人気だという持ち帰りの寿司用のシャリを好きなレイアウトに1分以内に並べていきます。人には真似できないスピードで売り上げに貢献してくれます。

このような機械化は人手不足の解消だけでなく、新メニューの開発にもつながるようです。

コロナ禍からの回復傾向が続く飲食業界。今後について担当者はコロナ前に戻るのではなく、「非接触」やテークアウトなど新たな行動様式が根付いていくはずだと指摘しています。都内の企業が生み出したロボットが、飲食業界の復興を支えています。

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