コース変更で恒例の“池ダイブ”はどうなる?

ちょっと濁っているけれど…飛び込む? 飛び込まない?(撮影/村上航)

◇米国女子メジャー◇シェブロン選手権 事前(18日)◇ザ・クラブatカールストン・ウッズ ジャック・ニクラスシグネチャーC (テキサス州)◇6884yd(パー72)

優勝者が18番グリーン脇に広がる池、通称“ポピーポンド”に飛び込むシーン。昨年までメジャー初戦が開催されていたミッションヒルズCC(カリフォルニア州)では恒例の大会名物となっていたが、テキサス州ザ・クラブatカールストン・ウッズに舞台を移した今年はどうなるのだろうか?

1988年大会で優勝したエイミー・オルコットが池にダイブしたことが歴史の始まり。その後は飛び込まない優勝者もいたが、いつしか池の中で仲間とよろこびを分かち合うことに憧れを抱く選手が増えていった。

LPGAによると「強制ではないが、選手が望めば飛び込めるように用意した」とのこと。18番はホールの中腹からグリーン左サイドまで大きな池が沿うレイアウト。周辺をコンクリートで固めていた“ポピーポンド”とは異なり自然な状態を保っているため、魚などの生物が侵入しないようネットが設置されているという。

ボード先端に設置された手すりは飛び込んだ選手用?(撮影/村上航)

しっかり水質管理されていたミッションヒルズとは違って少々濁っているのは気になるところだが、恒例の飛び込みはできそう。2016年大会覇者で実際にダイブ経験のあるリディア・コー(ニュージーランド)は、「この試合の伝統だから飛び込む人は多いと思う」と反応。ツアー8勝のネリー・コルダも「優勝したら飛び込みたい」と前向きだ。

ツアー初開催の会場を舞台に開幕する今季メジャー初戦。優勝の行方とともに、コース初の“ビクトリーダイブ”にも注目したい。(テキサス州ザ・ウッドランズ/谷口愛純)

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