つながる電波、楽天が配分要望 未利用プラチナバンド「早期に」

楽天モバイルが入るビル=東京都世田谷区

 楽天モバイルは19日、建物内でも携帯電話がつながりやすい周波数帯「プラチナバンド」の未利用部分について、速やかな配分を希望するとの意向を表明した。総務省の専門家会合が18日、この帯域を携帯に使うことができるとする報告案を公表。松本剛明総務相は「今秋ごろの割り当てを目指す」と述べていた。

 プラチナバンドは現在、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの3社が使用。携帯事業に2020年に本格参入した楽天に配分が決まれば3社と競争する上で追い風となりそうだ。

 楽天は「割り当てられた場合には効率的な基地局設置を行い、高品質なサービスを提供したい」とコメントした。

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