Qaijffボーカルの森彩乃が乳がん公表 診断伏せライブ完走 治療開始前に決意「引き続き活動」

活動11年目を迎えたQaijff(クアイフ)でボーカル・ピアノを担当する森彩乃(35)が19日、自身のツイッターを更新し、3月下旬にステージ2の乳がんと診断されたことを報告した。

森は「読んでくれたら嬉しい。 私は私の人生を愛してる! 人生丸ごと表現! こらからもよろしく。 (活動休止しないよ)」とコメントし、「Qaijff森彩乃に関するご報告」と題したバンドとしての文書画像を投稿した。

文書では「突然のご報告となりますが、Qaijffボーカル森彩乃が、3月下旬にステージIIの乳がんと診断されました。完治に向けて、今月末からまずは約1年半の治療を開始いたします」と切り出し、「バンドとしては足を止める事なく、引き続き活動を行ってまいります。ライプ活動に関しましては、治療中も体調をみながら実施していきたいと思いますので、今後の予定が決まり次第、お知らせいたします。その他、楽曲制作、メディア出演については従来通り、ファンサロン『atelierQ』に関しましては、一部内容を変更し継続していきます。事務所、レコード会社からの独立後、新体制初のアルバムリリースを目指して、特に楽曲制作には力を注いでいきたいと思っております」と続けた。

「これまでもさまざまなハプニングはありながらも、その度に結束し、チャレンジし、一度も足を止める事なく11年間活動を続けてきました。今回もメンバー、スタッフと力を合わせて、そしてファンの皆様、関係者の皆様の応援を力に変えて、乗り越えていくと決意しております。Qaijffは立ち止まる事なく、引き続き前へ進んでいきます。これからもQaijffへの温かい応援、よろしくお願いいたします」と、今後への決意をつづった。

また、森の手書きの文書も併せて投稿。がん診断後の4月1日の東京公演、同16日の名古屋公演に触れ「みんなに言えないでいるのがすごく苦しかった」と、結果を隠したままステージに立ったことを明かした。その上で「ライブを観てくれた人は、分かると思います。私がめちゃくちゃ強い気持ちで前を向いていることが‼」と心境を吐露した。

これから治療を開始するにあたり、前向きな意志をつづるとともに、バンド活動の継続を誓った森。直筆文書を「これが私の人生だ!人生丸ごと表現!!!これからもよろしくね。私は元気です、そして幸せ者です。」と締めくくった。

同バンドは2012年、愛知で結成。メンバーは森とベースの内田旭彦。21年4月にドラム三輪幸宏が無期限活動休止を発表した。テレビアニメ「いぬやしき」のエンディング曲「愛を教えてくれた君へ」、テレビアニメ「真・中華一番!」の主題歌「光福論」を担当したことでも知られる。

(よろず~ニュース編集部)

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