スクイッド、新曲「Undergrowth」の世界観にインスパイアされたオリジナル・ゲーム公開

スクイッドが、<Warp>からリリースする2ndアルバム『O Monolith』から、新曲「Undergrowth」を解禁した。ギターを担当するルイ・ボアレスが監督したビジュアライザーも合わせて公開され、楽曲の世界観にインスパイアされたオリジナルのビデオゲームも発表した。

シンセサイザーによるシネマティックなサウンドスケープの下で、反復するベースラインがグルーヴを生み、クライマックスではディストーションの効いたギターと熱狂的なブラスサウンドが爆発する新曲では、様々なサウンドとスタイルが一曲に凝縮されている。ドラマー兼ボーカリストのオリー・ジャッジが歌う「Ergonomic for the rest of my days, I'd rather melt away (死ぬまで人間工学的、 むしろ溶けてなくなりたい)」という印象的なフレーズが耳に残るスクイッドらしい楽曲となっている。この「Undergrowth」では、環境の危機、道徳、自然といったテーマが追求され、それはアルバム全体にも漂っている。

ジャッジは、この曲の歌詞について、「生物・無機物を問わないすべてのものの中に霊魂が宿るというアニミズムの考え方に、とても興味を持ったんだ。“ツイン・ピークス”を見ていたら、ジョシー・パッカードの魂がタンスの中に入っていくシーンがあった。“Undergrowth”は、自分が死後にベッドサイドテーブルに生まれ変わるという視点から書かれていて、無生物に生まれ変わるということがいかに恐ろしいことなのかについて歌ってる。“僕はこんなの望んでいなかった、多くの選択肢が消え去った”ってね。全然信心深いわけじゃないんだけど、信心深くない人だって“くそっ、死後の世界があったらどうしよう。もし地獄に行ったらどうなるんだよ”って一度は思ったことがあると思うんだ」と語っている。

新曲と合わせて公開されたゲーム「Undergrowth」は、スーパーマリオとスペースインベーダーが合体させ、英国民俗学の風味を加えたようなゲームで、ゲームとアニメーションが音楽とシンクロし、曲の進行に合わせて変化し、さまざまなフェーズに移行していくインタラクティブなミュージック・ビデオになっている。

6月9日にリリースされるアルバム『O Monolith』は、ウェット・レッグやブラック・ミディらを手掛けるプロデューサー、ダン・キャリーが前作に引き続きプロデュースを手掛け、ミックスはトータスのジョン・マッケンタイアが担当した。

国内盤CDにはボーナス・トラックが追加収録され、解説書と歌詞対訳が封入される。LPは通常盤(ブラック・ヴァイナル)に加え、限定盤(ブルー・ヴァイナル)、日本語帯付き仕様盤(ブルー・ヴァイナル/歌詞対訳・解説書付)の3形態で発売される。さらに、国内盤CDと国内仕様盤LPは、日本限定の刺繍ロゴTシャツ付きセットも発売される。さらにアルバムリリースを記念してタワーレコード、HMV、ディスクユニオンの一部店舗ではレアな7インチや非売品グッズなどが当たる抽選キャンペーンの実施も決定している。

◎リリース情報
アルバム『O Monolith』
2023/6/9 RELEASE

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