労連が5月1日のデモ申請を撤回

国務院香港マカオ弁公室の夏宝竜・主任が4月15日、「全民国家安全教育日2023」開幕式に出席した際にデモ行進に言及した。18日の香港メディアによると、夏主任が「デモ行進は要求表明の唯一の方式ではない」と語ったことが注目を浴び、その後、労組団体の港九労工社団連会(労連)は5月1日のメーデーのデモ行進の申請を撤回すると発表。デモが乗っ取られることへの懸念が理由だそうだ。李家超・行政長官は18日、この件について問われ、「夏主任の言論に同意する。公衆活動の組織者は他人に影響するかどうかを考慮しなければならず、乗っ取られる懸念があるからデモを中止するのは責任あるやり方だ」と述べた。またデモは確かに要求表明の唯一の方式ではなく、政府は毎日のように電話、メール、手紙などで意見を受け取っており、市民は議員を通じて政府に意見を伝えることもでき、意見表明のルートは多角的だと説明した。

© HKP