香港でも観測可能な「日食」生配信

4月20日正午に起こる「日食」が香港でも観測できる。4月19日付政府公報によると、天文台ではネット中継をするほか、チムサーチョイに市民が無料で使用できる観測具を設置するという。日食とは月が太陽の前を横切るため月によって太陽が隠される天文現象。今回香港で見られるのは太陽の一部が隠される「部分食」だが、食がとても小さいという。最大食の時でも隠される(食される)のは太陽の直径のわずか2~3%だそうだ。日食が起きている間は香港の大部分の地域の障害物のない場所で観察できるという。中でも東南の地区で空を見上げると比較的食が大きく、時間も長めに観測できるそうで、九龍東部や香港島東部で観やすいという。ただし、天文台では太陽を肉眼や望遠鏡で直視すると目を痛める恐れがあると注意を呼び掛けている。天文台のYouTubeチャンネルでの生配信は12時30分から13時20分まで。チムサーチョイのソールスベリーガーデンでの観測具の利用は正午から13時30分まで。次回香港で日食が観られるのは2028年7月22日と予測されるが、食の大きさは今回よりさらに小さくなるそうだ。

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