入院患者8人、不在者投票できず 病院職員が請求ミス 滋賀・大津

滋賀県庁

 滋賀病院(滋賀県大津市)を運営する地域医療機能推進機構は19日、今月9日投開票の滋賀県議選大津市選挙区で不在者投票を希望した同病院の入院患者8人について投票用紙の請求漏れがあり、投票することができなかったと発表した。

 同機構によると、不在者投票を希望した患者は29人いたが、同病院の男性職員の請求ミスで21人分しか届かなかった。不足が判明した7日に大津市選挙管理委員会に連絡し、足りない分を取りに来るよう案内されたが、男性職員は受け取りに行かなかったという。

 男性職員は不足が判明した時点で8人に謝罪したとしており、同機構の聞き取りに「患者に謝罪し、理解してもらった」と受け取りに行かなかった理由を説明しているという。

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