黒川敦彦氏、立花孝志氏の演説会場に乗り込むも〝門前払い〟 釣り竿で挑発も完全無視される

政治家女子48党(旧NHK党)の立花孝志氏(55)が19日、大阪市内で、統一地方選で同党と政治団体のNHK党から立候補する候補者の応援演説を行った。政女党の運営をめぐって対立する黒川敦彦氏(44)が、演説会場となった梅田のヨドバシカメラ前に〝凸撃〟。16日の東京・八王子駅前に続く公開バトル開戦…と思われたが、立花氏が挑発をことごとく無視。黒川氏は候補者らに阻まれ、直接対決のゴングは鳴らなかった。

八王子駅前では「逃げんなよ!」「それなで電話取れボケカス」と舌戦を繰り広げた立花氏と黒川氏。24日の公開討論が決定したが、黒川氏は「立花討伐に行く」と、来阪を予告。立花氏は「月曜日(24日)に話しようとして、お互い納得したはずなのに」「大阪府警に警備の要請をしていますので、完全無視します!」と警告。候補者らが立花氏の前に立ち、完全ガードするものものしい雰囲気で演説が始まった。

黒川氏は「あほんだらボケカスが聞きたい~!」「尊師チキンか~!」「街頭でうそつきって言われても反論できへんのか~!」などと大声でヤジを飛ばしたが、立花氏はスルーして応援演説を続けた。釣りざおを持参した黒川氏は「党の1・4億円固定費について確認する資料」とした円グラフをぶら下げ「尊師合ってる~?」と立花氏の近くでゆらゆら揺らしたが、この日は完全無視された形で終わった。

直接対決を阻まれた黒川氏は、投票日前日の22日に都内で行われる立花氏の応援演説会場に乗り込むことを予告した。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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