アレック・ボールドウィン、銃誤射の遺族による「見当違いの」訴訟の棄却を求める

俳優アレック・ボールドウィンが、ハリナ・ハッチンスさんの両親や妹による「見当違いの」訴訟の棄却を求めている。2021年10月に映画『ラスト』の撮影現場で銃の誤射により撮影監督のハッチンスさんが死亡した事件で過失致死罪に問われているアレックは、ウクライナに住むハッチンスさんの遺族が長年にわたり故人と「物質的、経済的、感情的」に疎遠だったことから訴訟は有効でないと主張している。

NBSニュースが入手した法廷書類には、こう綴られている。「娘や妹失うことは、どのような状況でも辛いことは疑う余地がありません。しかしハッチンスさんが亡くなる何年も前から物理的、経済的、感情的に距離を置いてきた原告には、被告に対する実行可能な訴訟原因がありません。この訴訟は特に見当違いです」

アレックは、それ以前にハッチンスさんの夫マシュー・ハッチンスさんと夫妻の息子、遺産に対し示談に至っており、そのことにより「同件が終わっているべきだ」と続け、訴訟の棄却を求めている。

両親と妹は2月、アレック並びに『ラスト』の武器担当者ハンナ・グティエレス=リード、助監督デヴィッド・ホールズ、同作の製作会社ラスト・ムービー・プロダクションズに対する訴訟を申請、遺族の担当弁護士は「カリフォルニア州の法廷に適用されるニューメキシコ州法のもとでは、彼がハリナ・ハッチンスの全家族が被った損害に対し責任があるのは非常に明らかです」としている。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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