ITや医学「岡山と協力できる」 ルーマニア駐日大使、交流に意欲

岡山との交流の可能性ついて語るドランガ氏

 ルーマニアのオビディウ・ドランガ駐日特命全権大使が19日、山陽新聞社(岡山市北区柳町)でインタビューに応じ、「ITや医学の分野で岡山と協力し合える」と交流の推進に意欲を見せた。

 両国の経済交流の可能性を模索する地方視察の一環で岡山を訪問。同国は東欧でも高い医療水準を誇っているとし、先進的な医療に取り組む岡山大などを引き合いに「医療分野で岡山との協力関係を緊密にしたい」と述べた上で、IT分野を含め協力態勢の構築を検討する考えを示した。

 19日は岡山市内を走る路面電車内で乗客と会話し「岡山の印象はよい」と笑顔。両国の暮らしが話題になったといい、「交通インフラの質の高さや市民生活の一端を知ることができた」と話した。今後の展望については「経済的、政治的、文化的に交流を深めていきたい」と語った。

 岡山市役所や岡山県庁も訪ね、伊原木隆太知事らとも面会した。

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