ワークマンアンバサダーのコスケです。ワークマンから発売された新作マットレスが車中泊やアウトドアで活躍しそうなので、早速レビューしていきます。今回紹介するのは、2023年の新製品である『エアディメンションマットレス』です。キャンプを始めとするアウトドアで活躍するアイテムですが、今回は車中泊での感想をベースにレビューしていきます。
車中泊に最適!ワークマン『エアディメンションマットレス』の特徴
ワークマン『エアディメンションマットレス』の最大の特徴は、中材にあります。
エアディメンションマットレスは、一般的なアウトドア向けマットレスによく使われているウレタンではなく「三次元網状繊維構造体」という素材が使われています。
三次元網状繊維構造体は、繊維を中心とした製品を開発・製造している日本の化学企業『東洋紡』が作った、樹脂でできている素材です。家庭用のマットレスや枕に使われているケースは見かけますが、アウトドア向けの寝具に使われているのはあまり見かけません。
コンパクトに折りたためるうえに、耐久性や弾力性も高いのが特徴です。さらに、手洗いも可能なので、なぜ今までアウトドア用のマットレスに使われていなかったのかが不思議なくらい、素晴らしい素材だと感じました。
また、エアディメンションマットレスはサイズが180×60×厚さ2cmと、キャンプや車中泊で使いやすいサイズであるのも魅力です。
- 商品名:エアディメンションマットレス
- 価格:4,900円(税込、公式オンラインショップ価格)
- サイズ:使用時/60×180×2cm、収納時/60×20×18cm
- 素材:カバー/ポリエステル100%、中材/合成繊維(ポリエーテルエステル系繊維)
ワークマン『エアディメンションマットレス』を車中泊で使って徹底レビュー!
実際にワークマンのエアディメンションマットレスで車中泊をしてみたところ、今までのマットレスにはない特徴がいくつかあることがわかりました。
ここからは、いつもの車中泊セット+エアディメンションマットレスで一晩寝てみて感じた感想を紹介していきます。
薄いのに寝心地が良い
エアディメンションマットレスの厚さは2cmと薄いですが、同じ厚みのアウトドア用マットレスと比較しても、寝心地が良かったです。
一般的な車中泊やキャンプで使える厚さ2cmのマットといえば、ウレタンやEVA、PEなどで作られているものが多いです。薄いので持ち運びや収納の面からは扱いやすさがありますが、クッション性がいまいちという弱点も。
そのため、エアディメンションマットレスを初めて使う際「熟睡できなかったり、体が痛くなったりするかも」と思いましたが、ぐっすり眠れましたし、思ったほど体も痛くなりませんでした。
同じ厚さ2cmのアウトドア用マットレスと比較してみると、エアディメンションマットレスのほうがボリュームがあります。
三次元網状繊維構造体のおかげなのか、当たりが柔らかく、寝心地が良かったです。
洗えるから汚れが気にならない
アウトドア用のマットレスは洗うことができないものも少なくありません。私も、インフレーター式やウレタン素材のマットレスを持っていますが、洗えないので汚さないように慎重に使っていました。
しかし、ワークマンのエアディメンションマットレスは中を取り出して、シャワーで洗えます。
取り出しや乾燥に時間がかかるため毎日気軽に洗えるわけではないものの、「汚れても自宅で洗える」という安心感があり、アウトドアでハードに使えるのは大きなメリットです。
簡単に折りたためてコンパクトかつ軽量
エアディメンションマットレスは折りたたみ式のマットレスであるため、展開や収納が楽であることも魅力です。
私は車中泊でインフレーターマットを使っていた時期があるのですが、インフレーターマットは寝心地が良い一方で、収納や展開がなかなか大変でした。
展開時にはある程度は自動で膨らむものの、最後はしっかり空気を入れる必要があったり、収納する際はしっかり空気を抜いてコンパクトにする必要があったりと、展開や収納に時間がかかります。車中泊の場合、狭い車内で作業するのでより手間が大きく感じました。
エアディメンションマットレスなら、使うときはバッと広げ、収納するときはパタパタ折りたたむだけなので、本当に手軽で使いやすいです。
しかも軽量で持ち運びも簡単と、アウトドアで使い勝手のいいマットレスですよ。
ワークマンの『エアディメンションマットレス』がおすすめなのはこんな人!
ワークマンのエアディメンションマットレスはアウトドアに適したマットレスですが、寝心地や使い勝手を考えると「どんなシーンでも万能」とは言い切れません。
そこでここからは、エアディメンションマットレスがおすすめな人について解説します。
持ち運びやすく手軽に使えるマットレスが欲しい人
エアディメンションマットレスは「持ち運びやすくて、手軽に使える、そこそこ寝心地のいいマットレス」を求めている人に最適です。
寝心地だけを重視するならインフレーターマットレスがおすすめ。ただ、インフレーターマットレスは展開や収納の手間があったり、穴が開いてしまうと使えなくなるという弱点があったりするので、気軽に使えるマットレスというわけではありません。
一方で、エアディメンションマットレスは使うときはただ広げるだけ、しまうときは折りたたむだけでOK。
コンパクトになるうえに軽量なので持ち運びやすさも抜群。それでいて寝心地も悪くないので、手軽に使えるマットレスが欲しい人にはぴったりです。
車中泊で使えるマットレスを探している人
エアディメンションマットレスは長さ180cm、幅60cmと車内で使いやすいサイズ感で、車中泊用のマットを探している人にもおすすめです。
狭い車内でも設置や収納が楽ということもあり、私は車中泊で毎回のように使っています。
前でも触れた通り、インフレーターマットには「穴が開くと使えなくなる」という弱点があるため、特に長時間の旅の場合には注意しなければいけません。
しかし、エアディメンションマットレスは耐久性が高いうえに、万が一、穴が空いてしまっても使えなくなる心配はありません。
また、折って長さを調整できるので「車内があまり広くない」という場合でも、調整しながら使えるのが嬉しいポイントです。
インフレーターマットレスに比べるとクッション性能は落ちますが、車中泊だとキャンプのテント内ほど地面に凹凸や硬さがあるわけではないので十分な寝心地でした。
キャンプやアウトドアでより快適に寝たい人
エアディメンションマットレスは、車中泊だけでなく、キャンプなど屋外のアウトドアで使うのにも向いているマットレスです。
さすがにゴツゴツの地面に敷いて寝られるほどクッション性能は高くありません。ただ、薄めのマットレスやコットを使っていて「今寝ている環境だと少し体が痛くなってしまう」という場合、エアディメンションマットレスをプラスすることで、より快適に寝られるようになります。
広げるだけで気軽に使える点や、洗える点からもアウトドア向きです。「もし泥や砂をかぶってしまっても洗えばOK」という安心感から、遠慮なくガシガシ使えます。
購入前に要チェック!ワークマン『エアディメンションマットレス』の気になるところ
私はとても気に入っているワークマンのエアディメンションマットレスですが、もちろん完璧な製品ではなく、気になる点もあります。
私が実際に使って少し気になっている点が次の2つです。
寝てみるとガサガサこすれる音が鳴る
エアディメンションマットレスの気になるポイント、1つめは「音」です。
エアディメンションマットレスの中綿は樹脂製であり、カバーに擦れるとガサガサという音がします。耳から離れている分には気にならないのですが、寝ているときに耳元で鳴ると多少気になります。
とはいえ、人によってはまったく気にならない程度の小さな音なので、「気になる人もいるかもね」という程度のポイントです。
また、エアディメンションマットレスの上に薄いシーツなどを敷くだけで音は大きく改善されます。
私も上に何か敷いて使えば問題ないので、大きなデメリットというわけではありません。
固いところに敷くとぐっすり寝られない
厚さ2cmということを考えれば仕方のない部分ですが、やはり固い地面などに敷いて寝るには少し厳しいクッション性だと感じました。
例えば、ゴツゴツしたキャンプ場のテントの中でエアディメンションマットレスだけを敷いて寝ると、「寝心地が良い」とはいえないと思います。
キャンプのように凹凸や硬さのある地面で使用する場合は、別のマットレスやコットの上に敷いて使うのがベストです。「いまのままでも寝られるけど、ちょっと固いんだよね…」なんて時に使うマットレスであると考えて購入を検討しましょう。
ワークマンの新作『エアディメンションマットレス』はコスパに優れたアウトドア用マットレス
ワークマンの2023年新作であるエアディメンションマットレスは、収納や設置が楽、コンパクトかつ軽量、そこそこ寝心地が良いと、使い勝手の良いマットレスです。
どんなシーンでも万能に使える製品ではありませんが、折って長さ調整ができたり耐久性が高かったりと、車中泊やアウトドアで使いやすい設計になっています。
私は車中泊で使っていますが、穴が開いて使えなくなる心配がないため、長旅にも安心して持っていけて重宝しています。
キャンプの際にデコボコした地面に敷いて使っても穴が開く心配がないうえに、汚れたら洗えるので、アウトドアでハードに使えるでしょう。
価格も4,900円(税込)とコスパに優れているので、気になる方はワークマンのオンラインストアでチェックしてみてください。
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