昭和39年創業の支那そばと餃子の店

JR東日本中央本線の甲府駅から歩いて20分ほどの場所にある連日行列の耐えない老舗『蓬来軒』。
日本で生まれた消えた食の文化「支那そば」に付加価値を付け全国で初めて復元した発祥のお店です。
ちなみに、店名の由来は中国の伝説の仙山である蓬莱山から付けられたそうです。

50人以上集客できる店内は天井が高く奥行きがあり、席はカウンター、テーブル、座敷があります。

メニューは支那そばを筆頭に五目そば、タンメン、広東麺等の麺類、餃子や炒め物、炒飯、中華丼などと品揃えは豊富です。

食紅を使ったメンマが特徴の「支那そば」は素朴なフォルムながらも今の時代に合うよう進化し続けている一杯！

透明感のあるスープは鶏ガラをベースとした動物系の出汁に昆布、鰹出汁、煮干し等を使用した、あっさりしながらも奥深く懐かしい味わいです。

まず甘味がしっかりと主張し、そこにバランス良く魚介と脂の旨味が溢れ、そして醤油の風味が全体のバランスを整えています。

麺はやや黄色みがかった低加水の中細ちぢれ麺！やや硬めの茹で加減でパッツンと歯切れが良く、小麦の味わいも豊かです。

麺を啜る度に、鶏油と植物油を合わせた香味油の香りが心地よく鼻腔を抜けていくのが印象的です。

具はチャーシュー、メンマ、なると、海苔、ネギ！

チャーシューは大きく厚みもあるボリューム感があるもので、脂身のバランスもよくも甘めの味付け。食紅を使ったサクサクの歯応えのメンマもチャーシュー同様の甘めの味付けです。

自家製の皮からこだわった「餃子」はぎっしりと餡が詰まったしっかりめの味付け。ぜひ支那そばと一緒に注文したい！

懐かしくも日々進化を遂げている支那そば！甲府に訪れた際はぜひ一度ご賞味あれ！

蓬来軒

〒400-0032 山梨県甲府市中央４丁目１２−２８

＊この記事は2023年3月時点の情報を基に作成しています。

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