スマホ見ながら大金引き出そうとする男性を説得、詐欺被害防ぐ お手柄の信金職員らに感謝状

特殊詐欺を防いだとして感謝状を受けた田中さん(左)と松田さん(右)=京丹後市・京丹後署

 京都府警京丹後署は特殊詐欺被害の防止に貢献したとして、京都北都信用金庫網野支店の職員田中佐季さんと京都農業協同組合弥栄支店の職員松田香奈子さんの2人に感謝状を贈った。

 田中さんは2月28日、スマートフォンの画面を見ながら口座から多額の現金を引き出そうとした30代男性に手続きをやめるよう説得し、上司を通じて京丹後署に通報した。

 松田さんは3月7日、スマートフォンを手にATM(現金自動預払機)を操作する60代女性を不審に思い、声を掛けた。年金の還付金の手続きを促す手口だったという。

 12日に同署であった贈呈式で麻田潤署長から感謝状を受け取った2人は「被害を防げて良かった。今後も注意して業務に取り組む」と口をそろえた。

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