任期満了に伴う渋谷区長選挙が4月16日告示、4月23日投開票の日程で実施されています。今回の渋谷区長選挙には届け出順に政治団体「旧統一教会と戦う日本第一党」新人の菅原深雪氏（61）、立民民主党が推薦、れいわ新選組が支持する無所属新人の吉田佳代子氏（60）、無所属新人の鈴木哲司氏（50）、無所属現職の長谷部健氏（51）の4名が立候補しました。本記事では無所属現職の長谷部健氏についてご紹介します。
渋谷区長選挙に立候補 菅原 深雪（すがわら・みゆき）氏の経歴・政策まとめ
渋谷区長選挙に立候補 吉田 佳代子（よしだ・かよこ）氏の経歴・政策まとめ
渋谷区長選挙に立候補 鈴木 哲司（すずき・てつじ）氏の経歴・政策まとめ
東京都渋谷区生まれ、専修大学卒業。渋谷区議を3期、渋谷区長を2期務める
長谷部氏は1972年東京都渋谷区生まれ、専修大学商学部卒業。株式会社博報堂を経て、ゴミ問題に関するNPO法人greenbirdを設立しました。2003年から渋谷区議会議員を3期務め、2015年の渋谷区長選挙に初当選。今回は3期目を目指しての立候補となります。
長谷部氏が掲げる政策とは
長谷部氏は自らのホームページにおいて以下の施策を公表しています。
◎学校建て替え計画（未来の学校プロジェクト）
未来の学校とはどうあるべきか？を追求し、渋谷区の子ども達に、これからの新しい学びの場（自らが主体的に考え行動する教育）を研究しています。
◎西参道プロジェクト
渋谷区と協定を結んでいる日本将棋連盟と将棋文化の発信を中心に、地域コミュニティが集える施設及び参道整備を実施します。スタジオ、教室、カフェ、公園といった施設を駒テラス西参道として高架下を整備し、道路の舗装も参道感溢れる御影石で舗装します。
◎ササハタハツ緑道
コンセプトをFARM(農業、育む)とし、農園の整備だけでなく地域コミュニティを育む仕掛けを施していきます。また、子ども達の遊び場についても今よりももっと充実させ、子どもから高齢者まですべての世代が楽しみ育まれる、緑溢れる都市空間を整備します！
◎新植物センター
この夏にリニューアルオープンする植物センターは、都会のオアシスとして植物園の鑑賞機能は保持しつつ、水耕栽培等の屋内栽培機能を強化し、収穫体験なども出来るようになります。カフェ機能の充実やイベントも積極的に行い、「緑のネットワークの拠点」というコンセプトをさらに強化します！
◎手厚い高齢者福祉の維持拡大
特養全体のベッド数を減らすことなく、施設の更新を行い、最終的には現在よりもベッド数が増えるようにしていきます！
◎水道道路プロジェクト
都営アパートや区民施設、公園などの老朽化などの課題に取り組み、都ともしっかりと連携しながら、水道道路をもっともっと地域の方々にとってどうあるべきかを考え、その可能性をカタチにしていきたいです。
◎区内をパトロール ハチパト
路上飲酒や喫煙、落書きや路上でのスケートボードなどの対策として、人目につきやすく、広範囲の警戒が期待できるパトロール車(ハチパト)と徒歩によるパトロールを、365日24時間実施します。児童の登下校時の安全確保や犯罪防止などの効果も期待しています。
◎更なるスタートAPP支援
2月に民間企業と立ち上げたアクセラ業務を担う(株)シブヤスタートアップスを中心に区としても積極的に支援していきます。
◎海外都市との交流
海外との交流のアイデアを膨らませ、力を入れて取り組んでいきたいです。
◎地域の区割りの見直し
丁寧に地域の声を聞きながら、9年後の100周年を目標に、更に次の100年を見据え、この区割りの再整理の議論を始めたいと考えています。
◎ネウボラのサテライト
恵比寿方面とササハタハツ方面にサテライトを整備したいと考えています。
◎地域に根差したスポーツ
学校の建て替えと連携しながら地域クラブ化を積極的に進め、都心でありながら区民がスポーツに親しめる環境を整備します。
◎屋上緑化
現在、区の行なっている屋上緑化助成を拡大させたいと考えています。個人宅でも受けられる様な制度を研究します。
◎給食費の無償化について
自治体ごとに差があるべきものでなく、国や都で広域に対応すべき課題と考え、現状を考えながら、渋谷区として対応を考えていきます。
◎ササハタハツ緑道の公園機能について
既製品の遊具だけではなく、手作り感のある遊具や、水遊びができる場所、林の中で隠れんぼ、おままごとができるスペースや、高齢者の健康増進に資する健康器具的なものを考えていきます。
◎家庭ゴミの有料化について
地球温暖化対策として、様々な対策を検討しなければならず、あらゆる温暖化対策を検討していくアイデアのひとつとして検証しますが、有料化については、渋谷区単独で出来ることではないのでご安心ください。
