「お参りに来ました」 白浜の日神社で稚児が奉幣

神前で御幣を振る稚児(19日、和歌山県白浜町十九渕で)

 和歌山県白浜町十九渕の日神社(吉田隆宮司)は19日、例大祭を営んだ。新型コロナの影響で規模を縮小していたため、通常通り営むのは4年ぶり。地域の子どもたちの健やかな成長を祈る稚児奉幣神事などが営まれ、境内はにぎわった。

 来春に小学校へ入る地域の子どもが参加する稚児奉幣神事には20人が参加。華やかな装束に身を包んだ子どもたちが、地区ごとのグループで神前まで歩き「才野からお参りに来ました」などと大きな声であいさつし、御幣を振った。境内には多くの保護者が集まり、子どもの晴れ姿を写真や動画に収めていた。

 しらとり保育園(白浜町十九渕)の窪地にこちゃん(5)はピンク色の装束を着て「うれしい」と喜んでいた。

 例大祭には、総代や周辺地区の区長らが参列。吉田宮司が祝詞奏上などの神事を営み、餅まきもあった。

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