日本ハムの新社長に4月1日付で就任した井川伸久氏(62)が20日までに共同通信などの取材に応じ、原材料価格の高騰やエネルギーコストの上昇などを理由とする商品の値上げについて「生き残るためには、せざるを得ないのが実情だ」と述べ、今後も値上げを実施する可能性を示唆した。
収益性の改善には「強みである販売力の強化がポイントだ」と語った。日本ハムは営業に関わる人数が多く、問屋を通さずスーパーマーケットなどに直接納品している。提案力を高めることで店頭に並ぶ商品数を増やし、売り上げ増につなげたい考えだ。
主力のソーセージ「シャウエッセン」は「もっとブランドを定着させたい」と強調した。