三浦海里「僕にも“仮の姿”があるんです」映画『ゲネプロ★7』と“推し”を語る【華と俳優Vol.6】

花やみどり・暮らしを記録シェアして楽しむコミュニティアプリ「ハナノヒ Be」(https://service.hananohi-be.com/)が、役者や舞台のイメージに寄せた花束を作成する本連載。今回、キレイなお花と共演するのは三浦海里さんです。

「まだ冷めた部分があるんです」

――今回撮影に使用した花束は、三浦さんが主演を務める映画『ゲネプロ★7』をイメージして、毒っ気のある雰囲気に仕上げました。

めっちゃいいですね。毒々しい雰囲気がパック(三浦さん演じる主人公)っぽく感じます。かわいいんだけど、あまり触れないほうがよさそうな。

――「触れない方がいい』と言えば、三浦さんの誕生花(10月26日)も、強い毒性がある“ボタンヅル”という花なんです。

マジですか! でもなんとなく腑に落ちます。僕の今の状態って、実は仕事用の“仮の姿”なんですよ。長男だったせいか無意識に感情を抑える癖がついちゃって、仕事を通して泣いたり笑ったりできるけど、まだ冷めた部分があるんです。

――『ゲネプロ★7』では、謎めいた主人公・山井啓介を熱演されましたが、撮影を振り返っての感想はいかがでしょうか。

最初はやっぱり不安が大きかったかな。映画主演は初めてですし、周りは豪華メンバーばかりなのでプレッシャーを感じていました。
でも始まってみると、キャストの皆さんがすごく優しく接してくれて。撮影中はお芝居の部分で引っ張ってくれたので、安心して演じられました。

「主役としてなんかしなきゃ」っていう重圧を感じることなく、いち出演者くらいの気持ちで挑めました。本当に楽しくて、気付いたらもう撮影が終わっているくらい、あっという間でしたね。

『ゲネプロ★7』で自分なりの答えを見つけてほしい

――『ゲネプロ★7』は疑念や焦燥感に駆られたメンバー間の信頼関係が崩壊していく13日を描くミステリー作品です。驚くような展開が続きますが、台本を読んだ時の感想はいかがでしょうか。

台本を読んだ段階で「面白い」と感じました。監督の堤幸彦さんと台本の読み合わせをした際に役作りのアドバイスをいただいたのですが、メイクを施した状態で本番に挑むと台本読みの時とは全然違う感情が引き出されて、自分でも驚きました。メイクによってテンションがあがり表現できた部分も多かったですね。

――完成版を見ていかがでしたか?

自分で見ても面白かったです! 皆で盛り上がれるアクションシーンもあれば、人間のドロドロした群像劇もあって。いろんな要素が入った新感覚ミステリーなんですが、ラストシーンは言葉にするのは難しい。堤さんもラストは「見た人がどう思うかに委ねる」と仰ってたことも印象深いです。

――『ゲネプロ★7』を楽しみにしているファンにメッセージをお願いします。

アクションはもちろん、「人間のエゴ」のような裏の部分が緻密に描かれているところが見所です。疑心暗鬼になった人間が徐々に変わっていく、その落差を楽しんでもらえたらなと思います。ラストシーンでは、自分なりの答えを見つけてください。

三浦さんの“推し活”は?

――最後にプライベートのことも教えてください。numanは「推し活応援」メディアですが、いま三浦さんの“推しているものはありますか?

EXILEさんです! ダンス動画が好きでよく見ているんですが、特にEXILEさんのダンスが格好よくて。なので、山下健次郎さんと共演したときは、めっちゃ嬉しかったです。でも下心がありそうとか思われたくなくないから一切「ファンです」とは言いませんでした(笑)。

最後まで隠し続けたつもりだったんですがスタッフさんに漏れていたようで、健次郎さんのラジオにゲスト出演した際にばらされてしまいました……。照れくさかったですね。

――ありがとうございました!

(執筆:住岡)

●映画『ゲネプロ★7』公式サイト:https://gaga.ne.jp/gene7movie/

映画『ゲネプロ★7』
4月21日(金)新宿バルト9 他 全国ロードショー
(C)映画「ゲネプロ★7」製作委員会

配給 ギャガ
監督:堤幸彦 脚本:川尻恵太
出演:三浦海里 和田雅成 荒牧慶彦 佐藤流司 染谷俊之 黒羽麻璃央 高野洸
大高洋夫 荒木健太朗 宮下貴浩 輝山立 鷲尾昇 / 竹中直人
主題歌:ZIPANG OPERA「KAMINARI FLAVOR」
劇中音楽:ZIPANG OPERA (LDH Records)

三浦海里さんプロフィール三浦海里さんプロフィール

みうら・かいり
誕生日:1996年10月26日
身長:178cm
血液型:O型
出身地:埼玉県
趣味:音楽鑑賞
特技:縄跳び・サッカー・バスケットボール

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