宮城・柴田町殺人事件 被害者宅の火災は線香の火がガソリンに引火か

宮城県柴田町の住宅で男性が殺害された事件について、殺害された男性が以前住んでいた住宅で起きた火事の出火原因は「こぼれたガソリンが気化し、線香の火が引火した可能性がある」ことが分かりました。警察は、火事と事件の関連を慎重に調べています。

17日朝、柴田町西船迫の住宅の玄関先でこの家に住む村上隆一さん(54)が殺害されているのが見つかりました。

村上さんは2月まで大河原町にある住宅で母と姉と3人で暮らしていましたが、火事で全焼しました。

火事の出火原因について、大河原町が3月の議会で「こぼれたガソリンが気化し線香の火が引火した可能性がある」と報告していたことが分かりました。

「次の日行って消防団でも行ったんですけど、玄関先がひどく焼けていて、いろいろ報告聞くとガソリンが気化してそれが仏壇の線香に引火したっていうのは考えられないんで、私の中ではどういうことが起きたのか想像し難いことだったので、不思議な火事だなという印象は受けてました」

警察は「現時点で事件との関連は確認されていない」として、慎重に調べています。

警察は村上さんが玄関先で殺害された柴田町の住宅について現場検証を行っていますが、現時点で室内に目立って荒らされた形跡がないことが分かりました。

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