今シーズンのJリーグも開幕から早2か月が経とうとしている。
この2か月の間に、昨年には聞かなかった名前の選手たちもどんどん台頭している。
ここでは、高校生の年代(2005年4月生まれ以降)ながら今シーズンの公式戦で早くもゴールを決めている選手たちを紹介しよう。
早川隼平(浦和レッズ)
(動画 0:35~)
所属:浦和レッズユース
生年月日:2005年12月5日 (17歳)
U-18日本代表候補で、ジュニアユースの頃から浦和でプレーする早川。163cmと小柄で細かいステップのドリブルやパスワークを武器とする左利きのMFだ。
そんな伸び盛りの17歳は、4月19日に行われたルヴァンカップの湘南ベルマーレ戦でJ初ゴール。モーベルグのシュートを相手GKが弾き、詰めた早川がこぼれ球を押し込んだ。
17歳4か月14日でのJ公式戦ゴールは、エスクデロ競飛王がマークした17歳6か月27日を更新するクラブ史上最年少記録となった。
ちなみに、この試合で湘南の先制ゴールを決めたのは元浦和でやはり10代から期待された山田直輝。これも何かの運命だろうか。
貴田遼河(名古屋グランパス)
(動画 1点目 1:42~/2点目 2:28~)
所属:名古屋グランパスユース(東海学園高)
生年月日:2005年7月15日 (17歳)
同じく19日に行われたルヴァンカップ・横浜FC戦で初得点を記録したのが名古屋グランパスのFW貴田遼河だ。
前半、コーナーキックがファーサイドに流れたところを豪快に押し込みゴール!さらに後半にも中央でボールを受け、右足シュートでネットを揺らした。
17歳9か月4日でのゴールは早川と同じくクラブ記録に。これまでは2002年4月30日に片桐淳至が記録した18歳8か月29日だった。
この日の名古屋は、高校生・貴田の2ゴールで快勝。長谷川健太監督も「高校生の活躍で勝てて良かった」と称えていた。
後藤啓介(ジュビロ磐田)
所属:ジュビロ磐田(磐田東高校)
生年月日:2005年6月3日 (17歳)
“高校生ゴーラー”の代表格は、何といってもJ2・ジュビロ磐田のFW後藤啓介だろう。
前述の早川と貴田はルヴァンカップの「21歳以下選手先発ルール」による恩恵もあるが、後藤はJ2ながらもリーグ戦でゴールを決めているのだ。
それもここまで4ゴール。開幕戦で話題となった衝撃の2ゴールに止まることなく、その後もゴールを重ねている。
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191cmの長身ストライカーという点も大きな魅力。元日本代表の松井大輔氏も「森本(貴幸)以来。日本ではなかなか出てこない」と期待を寄せている。