120年に一度?竹の花咲く 富山県の高岡市万葉歴史館

高岡市万葉歴史館の庭に咲いた竹の花

 富山県の高岡市万葉歴史館(同市伏木一宮)の庭で、竹の花が咲いている。県中央植物園によると、120年に一度咲くとされる品種「ハチク」とみられる。

 同館は万葉集ゆかりの植物を庭で育てている。竹は50本以上植えてあり、同館の職員が17日に花が咲いていることに気付いた。

 同園の高橋一臣展示園課長によると、竹の花は1900年代初めに全国で開花が記録されており、2020年ごろから再び開花のピークを迎えているという。

 高橋課長は竹の開花は不吉とされる言い伝えについて「非常にまれな現象であることから、そうした迷信が生まれたのではないか」と推測する。同館の田中夏陽子(かよこ)主査研究員は「非常に驚いている。これが吉兆になればいい」と話す。

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